縁が途切れた相手との縁を取り戻す際に、間違った方法で縁を取り戻そうとする方がいらっしゃいます。間違った方法で縁を取り戻そうとする方々は、相手の気持ちを考えずに、自分の気持ちを押し付ける形で縁を取り戻そうとします。相手が望んでいないのに、望むように仕向けて縁を取り戻すのではなく、望んでない相手に気持ちを押し付ける形で縁を取り戻そうとするので縁を取り戻せません。
縁とは?
縁とは、人や物との繋がりや関係を示す言葉であり、良縁・悪縁というように良い縁と悪い縁もあります。縁が切れた人とは疎遠になり、関係が切れてしまいます。
縁が切れると?
縁の切れ方は人それぞれですが、一度縁が切れると中々縁を回復させるのは難しくなります。一度縁が切れると連絡を取り合わなくなり、連絡を取り合うキッカケを失います。
連絡を取り合うキッカケを失うと、連絡する事に抵抗が出来てしまいます。縁が紡がれている間は頻繁に連絡してたものが、縁が切れると連絡も疎遠になり、連絡も疎遠になると会う機会も減り、会う機会が減れば段々と思い出す機会も減り、お互いに必要な存在ではなくなっていきます。
縁を取り戻すには?
縁を取り戻すには、切れてしまった縁をもう一度繋げるようにしなければなりません。縁の繋げ方は縁が切れた時の状態によっても変わります。ケンカをして縁が切れた状態の時は、お互いの怒りが残っている状態で縁を繋げようとしても中々難しく、【謝る事】は大前提となりますが、自然な流れで縁が切れた状態の時に謝罪は不要になります。
自然の流れで縁が切れた時には、まずは連絡を入れてみる事が大切で、お互いの近況などを話しながら縁が切れていた時の状況をお互いに話し、縁が切れていた空白の期間を埋めるような会話が求められます。お互いの近況などを話す際に、価値観の違いなどを相手に与えてしまうと、【合わない人】という認定を与えてしまうので、空白の期間に生じた考え方の変化などをお互いに持っていれば、縁を取り戻そうとしても一瞬で終わってしまいます。
【相手に合わせること】が縁を取り戻すにはとても大切であり、相手に合わせるとは、ただ相手の言いなりになるのではなく、相手の思考や趣味嗜好など、相手に合わせる事が出来れば縁を取り戻し易くなります。

相手に合わせることとは?
相手に合わせる事とは、相手が望む事を全て与えるものではありません。相手が求めるものを与えて相手に喜んでもらうのは、パパ活などと変わりません。相手が【YES】と言ってくれるから喜ぶのではなく、【NO】と言われる事も時には相手が求めているものを与えている、にもなる事を忘れてはいけません。
欲しいものを与えるだけが相手から受け入れてもらえる事ではありません。例えば、子供の頃に、ご両親に「あのおもちゃ買って~」とワガママを言っても、親は子供を受け入れます。親が、「おもちゃは買いません!!」と言っても、子供は親を嫌いになりません。
そこには、【モノを与える】だけが愛情ではない事を親も分かっていますし、子供は納得出来なくても、欲しいものを全部買い与えてくれなくても、日常的に【愛情】を与えてもらっているので、子供は親との縁を切ろうとはしません。生活が出来るから子供は親の言いなりになるのではなく、親から愛情をもらっているから子供は親との縁を切らずに関係を作っているのです。
物を与えたり、【YES】と言わせるから相手に合わせるではなく、相手の気持ちを汲み取った上で相手が望むものを与えられる関係になるので縁を紡ぐ事が出来るのです。

間違った縁の取り戻し方
間違った縁の取り戻し方で代表的なのは、相手が望まない事なのに、相手が望むものとして自分がやりたい事を相手に押し付けるような形で縁を取り戻そうとする方がいます。欲しくもないものを与えられ、与えている側は満足していますが、与えられる側は全く喜べないケースがそれにあたります。
クリスマスプレゼントで、サンタさんに「新作ゲームが欲しい!!」とお願いしたのに、朝起きて枕元には世界の歴史などの本がずらっと並んでおり、まさかこれがクリスマスプレゼント!?と思い、両親に朝起きて挨拶をした時に、サンタさんからのプレゼントを聞かれ、世界の歴史の本があった事を伝えた時に、「よかったね!いい本をもらって!!これでいっぱい勉強できるね!!」と全く子供が望んでないけれど、親が満足している状態を想像して頂けば、親の都合で子供にプレゼントを渡したところで喜べない事も想像し易いかと思います。
間違った縁の取り戻し方をする方は、これと同様で、自分がやりたい事を相手に押し付け、相手は喜んでくれている!!と自己満足している状態を指します。ゲームの新作が欲しい子供にしてみれば、世界の歴史の本をもらっても素直に喜べません。素直に喜べないので、「別に要らない…こんな本」と言ってしまえば親に怒られるかもしれない…と感じて、取り敢えず喜んだフリをしておく…という大人の考えを持つ子供もいます。
そして、大人は、大人の考えを持つ子供ではなく、大人なので、嬉しくない事も喜んだフリをするなどして対応してくれます。その為、相手が望むものを与えてない場合も、相手は大人の対応をしてくれるケースもあるので、そこの見極めがきちんと出来なければ縁の取り戻し方を間違えてしまいます。

本当に復縁したいなら
縁が切れた相手と本当に復縁したいなら、相手がどう思っているか?を最重要視する必要があります。相手が思っている事に合わせて対応出来るから、相手からも受け入れてもらえる様になり、相手との縁も少しづつ紡がれていきます。焦るあまり、自分の想いを相手にぶつけ、相手の想いを無視して行動すれば、相手は【大人の対応】はしてくれますが、大人の対応に疲れてしまえば完全に疎遠になってしまいます。
相手の気持ちを汲み取り、相手の想いを分かった上で、その想いに気持ちを見せるから縁が復活する【復縁】に至ります。自分が想うことを相手にぶつけるのではなく、相手が想うことに自分の想いをぶつけるからこそ、需要と供給が成立しますが、相手が望まない事をいつまでも供給し続ければ、不要と取られてしまい、相手の心の扉をシャットダウンされてしまいます。
間違った復縁方法を取る方は、常に供給するだけで相手の需要を調べません。相手の需要が分からないままに供給し続けるので、あなたという商品はいつまで経っても【売れ残り】ます。相手に受け入れてもらう事で縁を取り戻す事は出来ますが、相手に受け入れてもらう事とはどういう事なのか?を分からなければ、いつまで経っても縁を取り戻す事は出来ません。
本当に復縁したいなら、間違った復縁方法ではなく、需要に合わせた正しい供給をする復縁方法を実行しなければなりません。
