
復縁相談を頂いたときに困ってしまうことのひとつが「でも相手にも悪いところがあるんです。それについてはどう思いますか?」と言われることです。
確かに人間同士の関係で、「一方だけがひたすらに悪い」ということはないでしょう。
ですが、もし相手に悪いところがあったとして、それが嫌で「悪いところがある」と責めたいのであれば復縁しなければいいのでは?と思ってしまうのですが・・・まぁでも、そうやって簡単に割り切れないのが人間の心なので、仕方のない部分もあるのでしょう。
しかし、その気持ちまでは理解ができたとしても、やはり相談員は困ってしまいます。
何故かというと、その「悪いところ」に至った恋人の気持ちや個人的な状況や事情がわからないからです。
以前頂いた復縁相談を例に挙げてご説明いたしましょう。(※相談者から掲載の許可をいただいた上で、プライバシーに配慮し、一部改変しております)
相談者はA様、30代の女性です。
A様は同じ年齢の男性B様と交際をしていましたが、束縛をしすぎたことを理由にフラれてしまいました。
束縛の内容については、
・異性がいる飲み会には参加しない
・仕事中以外はラインの返事は10分以内にする
・週末は必ずどちらかの家に泊まる
等です。
しかし束縛といてもこれは双方納得している(していた)約束のものであり、実は交際当初にB様が言い出したものでもありました。
それを守り続けたA様に対し、B様は徐々に守らなくなり・・・。
それなのに、B様はA様に対して約束を守るように言います。
それを責めたA様に対してB様は「現実問題、社会で働いてたら守れないこともある内容じゃん!もういい、ウザいし別れる」と言い、連絡先をブロックしてきました。
この相談内容を見れば、確かにB様にも悪いところがあるように見えます。
というか、我がまま放題なB様の人間性に問題が有りまくりです。
だからこそ、このまま別れてしまっていいんじゃない?と思いますが、A様としては復縁したい気持ちがあるので仕方がありません。
さて、では復縁するためにはどうすればいいか?を考えますが、A様は約束を守り続け、約束を守らないB様に対しては口を閉ざすしかないでしょう。
しかし、それでは不満なA様は、「相手は約束を守らないままに自由にして、私には約束を守れと言う。相手が悪いじゃないですか」と仰います。
・・・正直どうしようもありませんよね。
何故なら、そんなB様のことがそれでも好きなのはA様自身なのですから、本当の意味で、どうしようもありません。
ですが、それでは復縁できないので、視点を変えます。
「どうしてB様は約束を守らないのか?」です。
単純に考えれば「B様は自分から言い出した約束を守らないほどに性格や頭が悪い」ですが、そこで推理を止めてしまっては復縁はできなくなってしまいます。
B様は本当の意味で約束を「守らない」のか、それとも「(A様には言っていない事情があって)守れない」のか。
それを知ることが出来れば、もしかすると復縁できる糸口もあるかもしれません。
この、「それを知ることが出来れば、もしかすると復縁できる糸口もあるかもしれません。」というのが、復縁には大切なのです。
弊社が復縁相談の段階でお伺いできるのは、相談者側から見た事情や情報・状況だけです。
恋人の詳細な事情や情報・状況を知ることは出来ず、内面についても恋人のことを存じ上げないために分かりようがありません。
これが、復縁相談の限界でもあるのです。
なので、「相手が悪いじゃないですか」と仰られても、「悪いと思うのであれば別れたらいいんじゃないですか?」としか答えることができなくなってしまいます。
というよりも、それ以上に言えることが何もないのです。
ではどうすればいいのか?
ジースタイルには何ができるのか?
それが、復縁調査です。
相談者様からご依頼いただけ恋人のことを調査させていただくことができれば、恋人の詳細な事情や情報・状況を知ることができるので、今回ご紹介したA様のケースであれば、「B様は本当の意味で約束を「守らない」のか、それとも「(A様には言っていない事情があって)守れない」のか。」がわかります。
それが分かれば、
B様は約束を「守らない」→B様の性格や頭に難があるために、それを改善するために復縁工作で心理誘導をして復縁をする
B様は約束を「(A様には言っていない事情があって)守れない」→その事情についてA様が配慮をした行動をとることができれば、B様に見直してもらえて復縁できる
との、復縁できる糸口を見つけることができるのです。
事実、A様のケースでは、復縁調査の結果、
・実はB様はA様との結婚を考え仕事での独立を目指しており、そのための人脈作りで異性もいる飲み会に参加していた
・連絡やお泊りに関しては、守れなくなったころからB様のおじい様とおばあ様両方が体調を壊しており、その介護に追われたお母様がメンタル面でかなり良くない状況にありその対応に忙しく、実家に帰ることが多かった
・飲み会に関しては「自分だけが結婚を考えているのでは?」との恥ずかしさもあり独立について言えず、後者に関しては「メンタルに不調がある姑がいると分かれば結婚を避けられるのでは?」と考えこれも言えなかった
・別れた今落ち着いて考えればそれぞれについてきちんと話せば良かったと考えることができるものの、祖父母の生死もありそのときはゆっくり考えることができる余裕が自分自身(B様)にも無かった
と、B様の詳細な事情や情報・状況が判明し、B様は約束を「守らない」面が確かにあったものの、「(A様には言っていない事情があって)守れない」状況にあったことがA様にも理解できました。
それらの調査結果を基にB様に対して「A様はそういう事情を知らないから不安で口うるさくしてしまっただけだよ」とフォローをしつつ再度の連絡について心理誘導をし、来た連絡に対しての最も良い返答をアドバイスさせていただき、A様からいただいた復縁依頼については成功致しました。
このように、恋人詳細な事情や情報・状況を知ることができれば、それらを基にどう復縁すればいいか?の手段については、弊社ではいくらでも手法の提案をさせていただくことは可能です。
ですが、詳細な事情や情報・状況が分からなければ、何も出来ないし何も言えないのです。
想像で「こうではないですか?」と言ったり、「相談者様は何も悪くないですよ、恋人がクズですね」と迎合して相談者様と一緒になって恋人を責めて差し上げることはできますが、それが相談者様にとってどんなプラスになるのでしょうか?
分かることについて客観的に判断し、分からないことについては正直に分からないと答える。
その上で、相談者様の思う「復縁したい」との願いを叶える方法を一緒に探してくれる。
それが、相談者様が本当の意味で望む「復縁相談」であり、「復縁屋」ではありませんか?
「でも相手にも悪いところがあるんです。それについてはどう思いますか?」
恋人のことを相談員は存じ上げず、恋人の事情も何も知らないから、何も思いません。
どうしてもその悪い部分があるのであれば、別れればいいのではないでしょうか?
ですが、本当に「復縁したい」「よりを戻したい」と思うのであれば、「どうして相手がその”悪いところ”と思われるような行動をするのか?」を知らなければならないのではありませんか?
それを知るから、相談者様もその”悪いところ”に至る経緯について納得や理解ができるし、「”悪いところ”を許しながら付き合うこと」を考えることができるのではありませんか?
「”悪いところ”を許しながら付き合うこと」を考えることができるからこそ、そういう風な恋人に対して優しくなることができるし、それができるから復縁できるのではありませんか?
ジースタイルは復縁屋であり、探偵社です。
分からないことについて推理はしますが、推理は所詮推理であり、推理を立証するには調査をしなければなりません。
調査をして真実を見つけ、その真実を依頼者に伝えることが、探偵の基本です。
その基本ができるから、その基本をきちんと行うからこそ、復縁屋として相談者様の復縁のサポートが可能なのです。
それらの基本をさせていただけない以上、ご相談を頂いても何もお答えできないことについては、ご理解ください。
- ※復縁相談者についての参考ブログ記事
- ⇒真剣さが全く感じられない復縁相談者