復縁相談を頂いていると、復縁しようと頑張っているのではなく、ストーカーをしている事に気付いていない相談者がいます。客観的に話しを伺っていると、ストーカーをしていないつもりなだけで充分ストーカーとなっている方がおり、「それってストーカーですよ…復縁したいならやめた方がいいと思いますよ」とお伝えさせて頂きますが、そういった方々の中には、第三者の意見を聞けず、ストーカー行為を続けて復縁しようとする方が少なくありません。
相手が怖いと思えばストーカー
自分が「相手を怖がらせるような事をしてない!!」と思ったところで、相手が怖いと思えばストーカーになります。自分がどう思っているか?ではなく、相手がどう思っているか?が大事なのであって、ストーカーに限らず恋愛も他人とのコミュニケーションも、相手がどう思うか?を考えなければなりません。
相手がどう思うか?を考えるから、恋愛も他人とのコミュニケーションも上手に取れるようになりますが、復縁しようとする方々の多くは、【自分が】という事が強く出過ぎてしまい、相手がどう思うか?を考えられないので、知らず知らずの内にストーカーを行います。
自分がやりたい事をやるので、相手がどう思うか?を考えられない方がストーカーになり得るのですが、相手が怖がっているという思考にストーカーはそもそもなりません。

何度も連絡すれば怖いと思うのは当然ですよね?
復縁したい相手が電話に出ないから…といった理由で何度も相手に電話をしてしまう事や、ラインの既読は付いているのに返信がない事、ラインがいつまでも未読状態だからブロックされてるか?を確認してラインを何通も送る事、それらは相手にしてみれば、【連絡したくない】という事であり、連絡したくないのに何度も連絡が来れば怖いになる事が分からないのがストーカーです。
相手が嫌がっているのに、用事があるという名目で、相手が嫌がっている事を考えずに自分が相手に連絡したいから…といった理由で相手に連絡をし、連絡が取れない状態になっているにも関わらず、しつこく相手に連絡すれば、【つきまとい】となります。本人をつけ回すだけがつきまといではなく、ネット上でつけ回す事は【ネットストーカー】とも呼ばれます。
相手にしてみれば、連絡を拒絶している相手から何度も連絡が来るのですから、怖いと思うのは当然なのです。連絡をしてもいい、もしくは、連絡したい、と思えば相手から連絡が来ますし、連絡が来ないという事は、それが【意思表示】となっているのです。
相手が怖がっていることに気付けない人は…
相手が怖がっている事に気付けない人は復縁相談を頂いていると一定数存在します。【恐怖】という感情は、分かり易い感情表現であり、恐怖を与えている事に気付けない人は、交際時にも、交際相手が何を考えているのか?に気付けない人とも言えます。
直接目で見れば相手がどんな気持ちになっているか?が分かるかもしれませんが、人間は、他人とコミュニケーションを取る際に、直接目で見えなくても、【想像力】を働かせて他人とのコミュニケーションをとります。他人とコミュニケーションを取る際に、目で見えるものだけではなく、声や表情、選択された言葉などから相手の感情や伝えたい事のニュアンスを感じ取って会話をするのが人間です。
ラインのやり取りに慣れた人は、文章だけで相手の感情を想像したり、スタンプを見て感情を想像しようとするのですが、想像していた相手の気持ちとは異なると、それがキッカケでケンカに発展してしまいがちになり、そういった経験をした事がある方も少なくないと思います。
別れた後に相手が怖がっている事に気付けない人たちは、交際している時から相手の気持ちを汲み取れない事が伺えますし、別れに至った原因は、相手の気持ちを汲み取れないからこそ起きたであろう事が伺えます。
相手が怖がっていることに気付けないなら…
相手が怖がっている事に気付けないなら、相手が喜んでいる事にも気付けません。相手が喜んでいる事にも気付けなければ、相手との関係を良好なものへと再構築していく事は難しくなります。相手が怖がっている事に気付かず、自分がやりたい事をする人は、【相手がどう思うか?】を想像出来ません。
相手がどう思うか?を想像出来ないのですから、相手に喜んでもらえると思ってとった行動が、実際は相手を苦しめる事であったり、相手も楽しんでいた!!と思っていた事がつまらなかった事であったり、自分の喜怒哀楽の感情と相手の喜怒哀楽の感情がシンクロしているかのように考えるので、相手の気持ちを理解して考えた上での行動が出来ません。
自分と、自分以外の人間の喜怒哀楽はシンクロしません。自分以外の人間は各々に考え方が異なるので、自分と同じ感情を持っているという考え方をして他人とコミュニケーションを取ろうとしても、他人とのコミュニケーションがうまくいく事はありません。相手が怖い!!と思っている事に同調出来ない人が、相手を幸せに出来る事はなく、自分は良かれと思ってやっている事が、相手は怖いと思っていたなら、「付き合っていて幸せだよね」という言葉は一生もらえる訳がないのです。
「幸せだよね」という言葉を一生もらえない事が分かっている相手から、付き合いたいな…と思ってもらえる事があるでしょうか?恐怖を与えるホラー映画の殺人鬼から逃げ回る事はあっても、「付き合いたい」というサイコな主人公の映画が存在しないのは、当然ですよね?

ストーカーから抜け出したいなら…
相手に恐怖を与えている事に気付き、ストーカーをするのではなく、復縁したいと思うなら、自分がやりたい事は後回しにしなければなりません。相手が求めるものを与えるから【復縁】であり、相手が求めないものを押し付けて与えようとするのが【ストーカー】になります。
ストーカーは、自分がストーカーである事に気付きません。ストーカーである事に気付かず、自分で自分を肯定するので、誰かに「ストーカーになってないよね?」と相談する事がありません。ストーカーは自分の行動を肯定し、ストーカーではないと認識して行動するので、いつまで経ってもストーカーである事を認める事が出来ません。
復縁は、ストーカーとは異なり、自分に問題があってパートナーを不幸にさせてしまった…と自分を否定します。自分を否定し、相手が望んでいなかった…と反省し、自分が変わらなければ復縁したい相手は振り向いてくれない…と考えるので、相手に不幸を与えるではなく、相手の幸せを願う事で人間性が変わり、復縁へと進みます。
復縁できない大抵の方々は、自分の考え方を肯定し、パートナーを否定するような方々なので、ストーカーへと進み、自分を否定し、相手を肯定する考え方を持った人が復縁へと進みます。ストーカーから抜け出したいなら、考え方次第でものの見方が変わる事や、自分を否定する事で考え方を改め、行動にも改められた行動が表れるので、自分の考え方を否定しなければなりません。

本当に復縁したいなら
本当に復縁したいなら、ストーカーのように相手の気持ちを汲み取らず、自分がやりたい事をやる様な考え方をしていれば復縁出来ない事に気付かなければなりません。本当に復縁したいなら、復縁する為に必要な事は付き纏いや相手に嫌な想いをさせるのではなく、相手が直接望んだものだから与えられるようにしなければなりません。
望んでないものを与えれば、善意であっても悪意になる事もあります。ストーカーをしてしまう方々は、元々は善意を相手に与えたくて行動した事が、結果として悪意になってしまい、間違った伝え方や行動をしてしまったケースが殆どです。
相手を幸せにしようと思ってとった行動は、相手に認められる行動ではなく、相手を不幸にさせてしまっていた行動だったのです。交際時も良かれと思ってやっていた事が、伝わり方が全く異なっており、悪い方に捉われてしまったので別れに至った…と考えて頂けば、本当に復縁したいなら相手に求められる行動が求められている事に気付く必要があります。
