ハインリッヒの法則と呼ばれるものをご存知でしょうか?
アメリカの損害保険会社で働いていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが提唱した労働災害における経験則の一つであり、不注意によるヒヤリとしたミスの積み重ねが軽微な事故の原因となっており、軽微な事故の積み重ねが重大事故の原因となっているというものであり、簡単に言えばミスの積み重ねが大きな問題を起こしますよ。という事です。
1件の重大な事故が発生した場合
29件の軽微な事故が既に発生しており
300件のヒヤリ・ハット(=怪我人は出ないものの、ヒヤリとした出来事)が既に発生している
1:29:300の法則は事故だけに当て嵌まるものではなく、例えば恋愛に当て嵌めれば1件の別れには29件の軽微な別れの兆候が既に発生しており、300件の別れを意識させる出来事が既に起こっているとお考え頂くと、彼氏(彼女)から別れを告げられて別れ話をされた時に、あなたは別れの原因は一つだと考えるかもしれませんが、実は300件の別れを意識させる出来事を起こしていたと考えれば、あなたがいくら彼氏(彼女)から別れ話で聞いた事だけを改善したり磨いたりしたところで復縁できる可能性は著しく低いと言えませんか?
29件の別れの兆候や300件の別れを意識させる出来事を一つ一つ解決させる事が復縁したいなら求められますが、29件の別れの兆候や300件の別れを意識させる出来事を全て覚えている相談者様はいらっしゃいません。
自動車事故を起こす時も無意識に脇見をしていたり、点検を怠っていたり、寝不足から集中力が欠けて注意散漫になっていたりと事故を起こす前には気付かなかった事や事故を起こした後は〇〇をしていれば良かった…と後悔して次は気を付けよう!!とはなりますが、相手の事故に巻き込まれたり同じ失敗を繰り返したり、無意識で行動している事が原因で再度事故を起こしてしまう人も少なくありません。
ハインリッヒの法則は保険会社の労働災害における経験則の一つですが、復縁屋もハインリッヒの法則のように復縁の経験則があり、相談者様から日々復縁相談を頂いていると別れに至った理由は一つではなく様々な失敗を積み重ねており、その積み重ねの結果が別れを決断された事であると断定出来、相談者様から復縁相談を頂いていると失敗を積み重ねて事故を起こす理由が復縁相談を頂いているだけで浮き彫りになりますし、少なくとも気付いた点に関してはアドバイスをさせて頂くのですが、アドバイスをするのは別れを告げられた理由の氷山の一角でしかなく、氷山の一角をアドバイスすると相談者様の中にはそれだけが原因だと誤解し、そこだけを改善する復縁活動に励みます。
当然の事ですが相談を頂いて分かった部分だけをアドバイスするのですから、それ以外の部分に関してはアドバイスが出来ない状態ですし、ハインリッヒの法則で言えば29分の1の別れの兆候、もしくは300分の1の別れを意識させる出来事でしかありません。
29分の1や300分の1を改善したところで彼氏(彼女)が別れを考え直してくれて復縁したいと思ってくれる事はありませんし、29分の8や300分の299を改善して出直してこい!!と言われるのが関の山になります。
1:29:300というのはハインリッヒの法則になぞって書かせて頂いていますが、実際の別れの兆候や別れを意識させた出来事はもっとあるかもしれません。
そういった事を含めて別れの本当の原因を改善しなければ復縁は難しいのですが、復縁相談を頂く方々は『○○しちゃって別れる事になったんです…』と一つの出来事に着目して後悔や反省の言葉を並べているだけなので復縁出来ません。
復縁の経験則がある復縁屋が『きっとそれだけではないと思いますよ…』とお伝えしても、『彼氏(彼女)の気持ちは分かります…きっとそうなんです…』と仰って、復縁相談でアドバイスを求めているのにアドバイスを聞き入れようとせずに自分がした事を淡々と話し、『それを改善したら復縁出来ますか?』と相談者様の中で答えが決まっている復縁相談を頂く事が少なくないのです。
相談者様の中で答えが決まっている事を否定しなければ復縁出来ませんが、この手の相談者様に他人が否定的な言葉を掛けても聞く耳を持てませんから『頑張って下さい!!』という返答をさせて頂きますが、内心は復縁出来ないだろうな…としか思いませんし、頑張って下さいの言葉にも気持ちは入ってない事にすら相談者様は気付きません。
相談者様全員に言える事ですがハインリッヒの法則のように答えは一つではなく複数あり、それを紐解かなければならないので復縁は難しく、一般的な復縁成功率は1割にも満たないと言われています。
あなたが本当に復縁したいならハインリッヒの法則に則って1:29:300の法則を理解しておかなければならず、あなただけが特別に1:1:1の法則になる事は絶対にないので復縁活動の仕方についてくれぐれもご注意下さい。