交際相手から「お前面倒くさいな…」と言われてしまい、不快な想いを何度もさせた結果、我慢の限界を超えてしまい、交際相手から別れを告げられた方からご相談頂きます。相談者本人は、「自分でも面倒くさい事しているのは分かってるんですけど…」という話しをされますが、本当に面倒くさい事をしている自覚がある人が、面倒くさいと思われる様な事をするでしょうか?
言葉では「分かっています」と言いながら、実は何も分かってない人の典型であり、自分の何が悪いのか?が分かってないので、同じ事を繰り返します。同様に自分の何が悪いのか?を本当の意味で分かってない人はとても多いので、復縁したいなら元パートナーから言われた言葉を思い返してみるのも大切です。

分かっているのに同じ事をするのは分かってないのです
言葉で、「分かってます」や「分かりました」という方はとても多いのですが、本当に分かってる方は同じ事を繰り返しません。例えば、他人の物を勝手に拝借すれば【窃盗】です。窃盗の何がいけないのか?を本当の意味で分かっている人は窃盗をしませんが、窃盗がイケない事だと分かっているだけの人は、窃盗を繰り返します。
万引きの常習者は、万引きは窃盗である事を分かっていますし、知っています。しかし、何故万引きをしてはいけないのか?を本当の意味で分かってないので、万引きを繰り返します。万引きで捕まった時に、スーパーの店員から「万引きは悪い事だと分かってますよね?」と、聞かれた時に、「はい。分かってます」と答える逮捕の瞬間がテレビで報道されますが、この人たちも、万引きは悪い事だと知っています。
分かっているのに同じ事をする窃盗の常習犯を【病気】や【癖】と説明する人もいますが、病気や癖ではなく、何が悪いのか?を本当の意味で理解してないから、悪いと知ってる事をやってしまうのです。

言われた事だけ分かったつもりになる
何も分かってない人は、言われた事だけ分かり、それが広い意味で注意されている事に気付きません。例えば、相手から「自己中だよね」と言われた時に、何かしらの理由で自己中だと指摘されても、その何かしらの時だけ気を付けるようにしてしまい、状況が変わった時は、また自己中が出てしまうので、何が自己中なのか?を分かっていません。
言われた事だけを注意し、「自己中だよね」と言われれば、根本的に自己中心的な考え方を持っている自分を変える!!ではなく、何が自己中なのか?を分かってないまま、「自己中を直すね」と伝えて、分かったつもりになっているので、何も変わりません。
上述した万引きの常習犯も、他人の物を勝手に拝借すればどうなるのか?というイメージがつかず、ただ、他人の物を勝手に拝借する事は良くない事だと【記憶】し、自分で考えて窃盗をすれば誰が困るのか?などを想像する事が出来ないので、言われた事だけ分かったつもりになり、実際には何が悪いのか?が分からないのに、分かったつもりになっています。

【記憶】することと【考える事】は違います
同じ失敗を繰り返す方々は、言われた事を【記憶】します。記憶して、考える事が出来ないので、同じ状況の時だけ注意出来ます。相手から言われた事がどういう意味なのか?という【想像】を働かせる事が出来ないので、考える事が出来ず、自分では気を付けているつもりですが、相手からすると【同じ事を繰り返す人】となります。
指摘された事を理解するという事は、言われた事を元に【考える】から本当の意味で理解しますが、考えずに言われた事だけを守ろうとするので、何も変わらず、同じ事を繰り返して相手を怒らせます。例えば、遅刻はいけない事だと分かっていても、何故遅刻をするといけないのか?を理解せずに、遅刻はいけないものと覚えるだけなので、理由を付けて遅刻をして言い訳をします。
遅刻をすれば、相手の時間を奪うものであり、約束を守らない事になるので、それは相手に嘘を吐いたという事にもなり、信用を失います。信用を失えばあなたに対する見方は変わりますが、その想像が出来ないので、遅刻を軽く考えて、同じ事を繰り返します。想像力が欠け、相手がどう思うか?をイメージ出来ないので同じ事を繰り返すのです。
遅刻を注意されたら遅刻だけを気にするから理解してない人
遅刻を注意された時は、遅刻だけではなく【だらしない事】も含めて注意されている事に気付けない人が大変多くいます。時間にだらしないのが遅刻に繋がるのですが、遅刻を注意されて「分かりました。もうしません」と言う人は、遅刻だけを注意し、だらしない性格である事も指摘されている事に気付きません。
相手から指摘されていることを変えようとしない
「あなたの行動は全部遅いのよ」と言われる人は、よく言えばシッカリと考えて行動する人になりますが、相手は優柔不断な事を指摘し、決断力の無さを指摘しています。それを指摘されているにも関わらず、いつまでも行動に移さず、別れを告げられてから「結婚しよう」とプロポーズをする人もいらっしゃいます。
指摘されても尚行動に移さず、どうにもならなくなり、考える余地がなくなった崖っぷち状態にも関わらず行動に移さず、別れるという決断をされ、崖から落ちた時に初めて行動に移すので、相手から指摘されても行動に移さず、相手の気持ちが完全に冷めた状態になってからプロポーズをしてどうにかしようとする方がいます。
指摘されている事すら変えようとせず、相手が完全に心が折れた状態になってから初めて行動に移すのですから、「あなたの行動は全部遅いのよ」という言葉の意味を理解しておらず、「分かった。気を付ける」という言葉を出してしまうので、相手の気持ちは更に冷めるのです。
何も行動に移さないのに、一生懸命頑張っている!!と自分で自分のしている事を評価し、相手の気持ちを無視して自分の中で答えが出るまで動けないのですから、相手からすれば何も変わろうとしてない人と映ります。指摘されている事を変えようとしていると本人は思っているのですが、誰からも変わろうとしている人には映りません。

何も分かってないから復縁出来ません
何も分かってないのに、言葉では「分かってる」と伝えるのですから、その言葉を聞かされる相手にしてみれば、嘘を吐かれているという状態になります。あなたが「分かってる」という言葉を出せば出すほど、相手はあなたの事を嘘吐きだと思ってしまいます。
あなたの言葉を信じる事に疲れ、あなたへの信頼は薄れていき、あなたの言葉を信じて待っていた時間を無駄にしていた事に腹を立て、あなたに対する愛情は、怒りや憎しみに変わっていきます。「信じた私がバカだった」であったり、「あなたに使った時間を返して欲しい」という言葉が相手の頭の中を巡り、それでもあなたは何も理解せず、変わろうともしないので、復縁出来ないのです。
本当に復縁したいなら
本当に復縁したいなら、あなたは、自分では必死に頑張っている!!と思っているかもしれませんが、元パートナーからすれば、あなたは何も頑張ってないと思っていると思わなければなりません。元パートナーだけではなく、あなたの友達以外はあなたが頑張っている!!とは思ってくれません。
あなたが必死に頑張っている!!と思い込んでいるのは、あなたの自己満であり、相手がどう思うか?を考えられていないのです。分かったつもりになって何も分かってない状態で復縁しようとしても復縁出来ません。本当に復縁したい人たちは、自己満足のように、自分で満足するのではなく、相手に満足してもらう方法を考えます。
相手がいるからこそ恋愛であり、復縁である事を本当に復縁したいなら忘れてはいけません。












