復縁したいから相手に親切にする事は間違っていませんが、親切を押し売りの様に押し付けてしまう方もおり、親切を押し付けているのに、自分がしている事を相手に押し付けて、その見返りがない事に不満を漏らす方がいらっしゃいます。相手に何かの見返りを求めて行動する事は、【愛情】から出た行動ではなく、【ビジネス】になります。ビジネスで復縁出来るのではなく、愛情を見せるから相手の気持ちが揺れ動いて復縁へと繋がるので、親切の押し売りをして復縁しようとしている方は注意が必要になります。
気持ちを押し売りすること
押し売りは、突然家に押し掛けて来て必要のないものを相手に押し付けて、その対価を請求します。必要無いものを与えられて、お金を請求されたら誰もが不満を持ちます。その料金が商品と見合わない料金であった場合、誰もが納得出来ませんし、誰もがその料金を支払いたくないと考えます。
不要な物を押し付けられて、その料金が高額だった時に、納得して購入したものではないので、不満しか残りません。それと同じ事を気持ちで行う人がいます。相手が喜んでくれるだろう、相手が必要だろう、と相手の都合を考えずに自分で考えて相手に押し付け、その見返りを返してくれない…という不満を持ち、最悪のケースでは殺人まで犯してしまう【ストーカー】が一番分かり易い気持ちの押し付けをする人になります。
心配だから…と勝手に相手に付き纏い、勝手に相手に付き纏っているだけなのに、新しい恋人が出来たら腹を立て、自分の愛情に気付いてくれない…と身勝手に相手を憎みだします。ストーカーだけに限らず、復縁しようと思って相手に何かをしても、その想いに気付いてくれない…と不満をこぼす事や、相手からの気持ちが返って来ない事への不安、勝手に自分が相手にしているだけで、相手は望んでいない事なのに、勝手に落ち込んで勝手に怒りを持つ、そんな気持ちの押し売りをしている復縁相談者は少なくありません。

復縁したいなら気持ちの押し売りは厳禁
相手の為を想って行動する事が必ずしも相手が望んでいるとは限りません。相手が望んでいない事をして、その見返りを求めれば、それは愛情ではなく、ビジネスとなります。ビジネスは【需要】と【供給】で成り立ちます。需要があるから供給し、需要に供給するから、それに対価が発生します。
需要がないものに供給しようとしても、必要としてないものを売ろうとするのですから、対価を支払わなければならない人たちは、汗水流して稼いだお金を支払おうとは考えません。相手が欲しいと思うから与える事が出来ますが、欲しいと思わない時に与えようとしても、誰も購入しようとは思いません。喉が渇いてない状態で、飲み物を購入させようとしても、不要な物を与えられるのですから、対価を支払って欲しいと思わないので、飲み物を購入しないのは当然の事と言えます。
喉が渇いてない状態で、無理矢理飲み物を購入させようとし、飲み物を押し売りした後に【対価】を要求されたら嫌な想いをしますよね?商品という分かり易いもので例えましたが、復縁したい相手に求めてないものを与えて、「復縁して欲しい」という【気持ちの対価】を要求しているのが、復縁する為の押し売りをしている方々なのです。
相手が求めてないものを与えて、その対価を求めるからビジネスとなってしまいます。ビジネスをするような復縁方法を取るから、相手の気持ちが復縁しても良いかな?とは動きません。対価を支払いたい!!と思えるものを与えるから復縁を考えるのであって、最初から対価を求めて商品を販売する押し売りのような復縁方法を実行するから気持ちを返してくれる事がないのです。
相手が求めているものを与えましたか?
あなたが気持ちをいくら相手にぶつけたところで、相手があなたの気持ちが欲しい!!と思わずに、相手に気持ちを押し付ければ、それは押し売りという名のビジネスをしているだけになります。「欲しいな」と相手が求めるから、それを与えれば対価は発生しますが、相手が求めてないものを与えようとしたところで、対価は発生しません。
「復縁したい!!」とご相談頂く方々の多くは、相手が求めてないものを相手に与えようとし、「復縁してくれないんです…」というご相談を頂きます。相手が求めてないのですから、相手に求めてないものをいくら与えたところで、相談者を「欲しい!!」とはなりません。
押し売りをするのではなく、【試供品】を与えるなど、相手が欲しい!!と思えるものを与えるから、欲しがるようになると考えないので、直ぐに対価を求めるような復縁方法を実行しています。愛情を無償で与え、その対価を求めない母親や父親が子供にやるように、子供が両親の存在を必要だと認識させる方法を使えば気持ちを返してくれるのが人間ですが、復縁しようとする方々は、【自己犠牲】や【先行投資】というものが出来ないので、与えたら直ぐに利益を得ようとする方法ばかりを考えます。
相手が求めてない状態で与えようとしたところで、相手が欲しいと思ってくれません。相手が欲しいと思ってくれるような状況を作るからこそ、行動した対価となる気持ちを返してくれて復縁を意識させる様になるのです。

相手に気持ちを押し付けるから距離を置かれる
相手に気持ちを押し付けるような押し売りをする事に慣れてしまっているので、復縁も出来ませんし、交際時もコミュニケーションの取り方を間違えて、「自分は○○したじゃないか!!」と、自分のした事を相手に押し付けます。あなたからされた事は、得だったかもしれませんし、良い事をしてもらっていたかもしれません。
しかし、実は「見返りを求められるなら要らない」という程度の事であり、相手は見返りを求められるなら不要なもので、無料や何も見返りがないなら素直に「ありがとう」と喜べるものに、対価を求めるような伝え方をするから、気持ちが冷めていくのです。
試供品を「使いなさい。そしてお金を支払いなさい」と言われたら、試供品を使ってお金を支払いたいと思いますか?「試供品なのでお代は結構ですよ」と言われるから、その試供品を使ってくれるのであって、試供品を無料でも不要だと思う人って実は結構いますよね?路上でティッシュ配りをしている人たちから、ティッシュを受け取る人と受け取らない人、もしもそこに対価である料金が発生したら、大抵の人がそのティッシュを受け取りません。
無料でティッシュを配ってくれるから受け取りますが、ティッシュでさえ必要とする人と不要とする人がいるのに、復縁したい方々は、相手が欲しいものを分からずに無作為に相手に欲しいだろうと思う事を勝手に押し付け、気持ちを返してもらおうとしているのです。
交際時にも同様の事をしていたから、あなたとの距離を置かれてしまい、あなたとの距離を置かれた状態にも関わらず同じような事をしようとするので何も変わってないね…となって距離を置かれてしまいます。気持ちを押し付けるから距離を置かれ、気持ちを押し付けている事に気付かないから更に距離を置かれてしまう事に気付けば少しは相手への接し方も変わるのです。

本当に復縁したいなら
本当に復縁したいなら、文中でも書かせて頂いた様に、両親が子供に対して行う様に、無償で愛情を与えようとするから、愛情を返してくれるようになる事に気付かなければなりません。赤ちゃんは、自分の親が誰なのか?を分からない状態で成長していき、愛情を与えてくれるから、その愛情に気付いて愛情を返してくれます。
両親が最初から愛情を与えて、その対価を求めていれば、成長過程で子供は歪な性格になり、愛情が分からない子供が育ちます。見返りを求める事が当たり前となれば、その気持ちが相手にも伝わるので、子供も見返りを求めるものが当たり前、見返りを求められるから不要なものは「必要ありません」と断るようになります。
復縁したい相手は大人ですから、不要なものは不要だと伝えますし、必要なものは必要だと自分で判断して生活します。「復縁したいです」とご相談頂く方々は、今の状態は相手から「必要ありません」と言われている状態です。必要ないと言われている状態から、気持ちを押し付けて気持ちを返してもらおうとしても、更に不要なものとなってしまいます。本当に復縁したいなら、気持ちを押し付けて気持ちを返してもらおうとするのではなく、まずは気持ちを無償で提供し、見返りを求めず、あなたが必要な存在だと認識させなければならないのです。












