
「もっときちんと話し合えば、こんなことにはならなかったと思います・・・」
そう口になさる復縁相談者・復縁依頼者は多くいらっしゃいますが、実のところ、「もっときちんと話し合えば、関係が終了しなかった」というケースは非常に稀です。
「もっときちんと話し合えば、関係が終了しなかった」のではありません。
「もっときちんと相手の話を聞いて理解しようとしていれば、関係が終了しなかった」です。
今回、そんな「もっときちんと話し合えば、関係が終了しなかった」という勘違いをしていらっしゃった女性を紹介します。
仲が良い同期に縁を切られた女性
※今回ご紹介するケースについて、依頼者様の同意の元、プライバシーに配慮し一部改変を加えています※
まずは状況をご紹介します。
依頼者:A氏 女性 27歳 会社員
復縁したい相手:B氏 女性 27歳 会社員
ふたりの関係性:同期入社で知り合った、5年来の友人関係
今回依頼した理由:B氏よりA氏に対し、「もう友達関係でいられない。申し訳ないのだけれど縁を切りたい」と言われた
同期入社の縁で知り合ったA氏とB氏は5年来の仲で、知り合った当初は合わせて休暇を取り一緒に海外旅行に行くほど仲が良かったそうです。
しかし、知り合って2年が過ぎたころから、徐々に連絡をしても無視されるようになり、社内での態度も素っ気無く・・・。
そして、知り合って4年半の去年、B氏が婚約をした話を、A氏は本人の口からではなく人伝に聞くこととなりました。
「どうして教えてくれなかったのだろう?」
「あんなに仲が良かったのに、どうして自分は嫌われてしまったのだろう?」
B氏との関係について悩んだA氏は、B氏に連絡を取ってみました。
婚約を教えてくれなかったこと、何よりどうして疎遠になってしまったのか?を聞いてみたかったそうです。
しかし返答は、「悪いけど、Aちゃんといると疲れるの。話が通じないし。結婚式も呼ぶ気ないから、もう連絡しないで」。
B氏の対応にショックを受けたA氏ですが、ふと自分の人生を振り返ると、思い返してみれば、ずっとずっと仲が良く関係が続いた友達もいないような・・・。
どうして自分は他人と仲良くできないのか?
B氏と仲直りがしたい気持ちもあるけれど、もっと根本的な自分自身の問題点が知りたいし、改善したい。と思ったA氏は、復縁屋ジースタイルの自己改善プログラムにお申し込みくださいました。
ヒアリングと情報分析でわかる依頼者の弱点
復縁屋ジースタイルでは、どのようなご依頼であったとしても、まずは徹底的に依頼者へのヒアリングを行います。
今回のケースにおいても、A氏に対し年表のようなものをお書きいただく形で、B氏との交流についてお話いただきました。
また、記録が残っている限り全てのメール、ライン等のやりとりも提出していただきます。
いただいた年表を基にメールやラインの分析をさせていただくにつれ、A氏の弱点が見えてきました。
A氏の弱点は、「B氏の話を聞いていないし、理解していない」点です。
ヒアリングの重要性について
復縁屋ジースタイルが行うヒアリングについてですが、勿論状況把握の目的もありますが、把握したいことは状況だけでなく、依頼者自身の認識です。
例えば同じドラマであったとしても、見る人によって見方、見た感想は変わりますよね。
同じように、依頼者は「些細な出来事」と思っていても、対象者からすれば「非常に大きな出来事」であるケースはよくあることですが、対象者にとって仲が断絶するほどに重大な出来事について、復縁したい依頼者側が「些細な出来事」との認識を持ち続ければどうなるでしょうか?
復縁をされたい対象者からすれば、「あんな嫌なことをしてきたくせに平然としていて、やっぱりそういうところが嫌い」と思われてしまうのです。
復縁を成功させるためにも、出来事それぞれについてまず依頼者自身はどう思っているか?という認識を確認することは非常に重要なことです。
今回のA氏のケースでは復縁工作は行いませんでしたが、復縁工作を実施するしないに関わらず、復縁を目指す過程において出来事に対する認識の確認は必須です。
相手の話を聞かないし理解しないA氏
A氏がB氏の話を聞いていない点、またB氏の話を理解していない点について、ラインの履歴にあったあるやりとりを紹介しましょう。
※依頼者様の同意の元、プライバシーに配慮し一部改変を加えています※
B:ごめん、もうAちゃんと遊びに行きたくない
A:○○(お店の名前)やだ?他のお店にする?
B:そうじゃなくて、Aちゃんと出かけたくないの
A:えーいいじゃん、じゃあ別の日にしようよ
B:遊びたくないって言ってるのがわからないのかな?
A:じゃあご飯じゃなくてディズニーランドに行く?シーのほうが好き?
B:ランドとシーならランドのほうが好きだけど、話してるのはそこじゃないって。Aちゃんと遊びたくないの。
A:わかった!じゃあランドに行こう!
わかりますか?会話がまったく成り立っていませんよね。
やりとりについて「会話が成り立っていないことがお分かりになりますか?」とA氏に尋ねると、返って来た答えは
「そうですね・・・コミュニケーションが不足していました。もっときちんと話し合えば、こんなことにはならなかったと思います・・・」
でした。
・・・いえ、そうじゃないです。
不足しているのはコミュニケーションではなくA氏のコミュニケーション能力です。
話し合いが不足しているのではなくA氏自身の話をする能力、もっと言えば、相手の話を聞いて理解する能力が不足しているんです。
とお伝えすると、A氏は
「えっ!?」
と驚いていらっしゃいました。
どうやらA氏自身は相手の話を聞いていない点も理解していない点についても全く自覚がなかったようです。
これでは友達も離れてしまいます。
相手の話を聞かないし理解しないことで破局する人は少なくない
今回ご紹介しているA氏とB氏の関係は友人関係ですが、恋人同士の破局についても、彼氏や彼女の話を聞いていないし理解していないことで相手から「もう付き合っていけない」とフラれる人は多くいらっしゃいます。
フラれた本人は「こんな理由だと思う・・・」「あの時の喧嘩が・・・」と様々な別れの原因を推測しお話くださいますが、ヒアリングや情報分析を行うと、散々相手から「話を聞いてないし話が噛み合わないところが嫌い」と言われていて、依頼者が言う別れの理由とはまったく違う、なんてことも・・・。
依頼者自身が認識している別れの理由と本当の別れの理由が違えば、どんな努力をしようが復縁は成功しません。
特に「話を聞かないし理解しない」ともなれば、人間関係の基本でもあるコミュニケーションに支障をきたすわけですから、今更正攻法で「話し合って復縁を目指そう」としたところで上手くいきません。
当然です。
復縁したい側がそもそも話を聞かないし理解しない人なのですから、相手も話し合いに応じる気持ちにすらなれないでしょう。
このブログをご覧の復縁希望者の方、どうか復縁したい相手との会話を思い返してみてください。
復縁したい相手から、「話を聞いてない」「会話が噛み合わない」と言われたことはありませんか?
- ※話を聞かなかったことで破局してしまった方への参考ブログ記事
- ⇒復縁したい相手の話に理解と興味を示すことができてましたか?
話を聞かないし理解しない原因はA氏が持つ障害が原因だった
A氏の話に戻りましょう。
B氏の話を聞いていないし理解もしていない、そして「会話が成り立っていないことがお分かりになりますか?」との復縁屋ジースタイル担当者からの指摘に対して明後日の方向の返答をするA氏の行動、またその他日頃の弊社とA氏のやりとりでの噛み合わなさを見る限り、ひとつ思い当たるものがありました。
担当者はA氏に尋ねます。
「Aさん。失礼な質問かもしれませんが、発達障害を指摘されたことはありませんか?」
するとA氏は即座に
「・・・実は周りからも何度か指摘されたことがあるんです。「アスペみたいなこと言わないでよ」って。冗談というかツッコミみたいなものと思っていたんですけど、やっぱりわたし、発達障害なのかもしれません」
とお答えくださいました。
そしてその後A氏は病院を受診なさり、発達障害の診断が下りました。
A氏が話を聞かないし理解しない原因は発達障害にあり、「自分が発達障害である」との認識を持たないままで慎重さに欠ける行動を繰り返していたからこそ、友人に嫌われていたのです。
- ※発達障害と復縁についての関連ブログ記事
- ⇒復縁したい相手の気持ちを理解できない原因、発達障害…?
発達障害の自覚を持ち生活する今現在のA氏について
弊社担当者からの指摘を基に病院を受診なさり診断が下ったA氏は、今も普通に生活なさっています。
「以前と変わったことは、「自分は発達障害がある」との認識を持った行動をするようになったことで、会話や意思疎通が上手く行えない自分自身に対して慎重になったこと」
と、A氏は仰います。
日常の会話やメール、ラインのやりとりにおいても、相手に言われたことに即返事をするのではなく一呼吸置いて慎重に相手の言いたいことを理解するように努めているそうです。
また、このようなことも仰っていました。
「「発達障害を指摘されたことはありませんか?」って質問をされたときは、驚きました。
でも自分の行動を思い返してみたり周りから言われることを思い返しても、やっぱり自分は他人とは違うかもしれないって気持ちもあって・・・でも、受診することが怖かったんです。
けど、復縁屋ジースタイルさんに指摘されて、やっと勇気が出て、受診することができました。
勿論自分が発達障害であることがわかったからといって、だから他人と上手くやっていけるとは思いません。
Bちゃんとの縁だって、簡単に取り戻すことは難しいでしょう。
でも、ジースタイルさんに指摘してもらえて、言い難いことなのにわたしのために言ってくれて、そのお陰で自分自身の抱える弱点に正面から向き合えました。
今までの縁だけではなく、これからの縁のためにも、きちんと自分の弱点を知れたことは大きなプラスです。
これからは自分自身の足りない点をしっかり意識しながら、自分も周りも悩ませることなく人付き合いができるようにやっていきます」
発達障害を言い訳にしないA氏の姿勢こそ変われる人のロールモデルです
今回A氏のケースをご紹介させていただこうと思った理由は、A氏の「自分自身の抱える弱点に正面から向き合えました」との言葉があったからです。
自分に障害があることを受け入れることは容易いことではなく、ともすれば「自分には発達障害があるんだから仕方ない」と後ろ向きに捉え、発達障害を言い訳にして現実から逃げる人も多くいらっしゃいます。
しかし、現実というものは、逃げることができないものなのです。
何故なら今生きるこの瞬間こそが現実であり、この瞬間からは誰も逃げることはできないからです。
発達障害に限らず、「自分は○○だから仕方が無い。だから復縁ができない」と言い訳をして、現実にある「今の自分では復縁ができない」という事実から逃げようとする復縁相談者は多くいます。
しかし、逃げることができない現実である「今の自分では復縁ができない」という事実から逃れようとしたところで、逃れた先でも「復縁ができない」という事実が待っているだけです。
どこまで逃げようとも、何も変わらないのです。
だったらA氏のように、自分自身の抱える弱点に正面から向き合い自分を変える努力をしたほうが、何百倍も自分のためになるのではないでしょうか?
復縁をしたいということは、「愛する人にもう一度愛されたい」「大切にされたい」「愛したいし大切にしたい」ということ。
自分自身の希望のために、自分自身の弱点と正面から向き合い、自分自身を変える努力をしてみませんか?
復縁のためとも言えます。
でも、復縁のためであると同時に、自分の人生のために努力をしてみませんか?
復縁屋ジースタイルでは自分や自分の人生を変えたい方を応援しています
A氏のケースの場合は復縁工作のプランではなく自己改善プログラムの適用となっています。
- 復縁したい相手がいるけれど、今現在も連絡は取れている
- 復縁したい相手がいるけれど、復縁工作の費用は高すぎて支払えない
上記のような依頼希望者の場合、復縁工作プランが不必要、または工作プランに比べて比較的安価で済む自己改善プログラムの利用がオススメです。
自己改善プログラムにおいても、専門のスタッフがヒアリングや情報分析を行わせていただき、復縁希望者が抱える復縁できない問題点、復縁できない弱点を指摘させていただいています。
また、ご希望いただいた場合は、ひとりひとりそれぞれに合った行動療法を提案させていただき、行動療法を実践していただきながら日常の中で問題点や弱点の改善を目指すサポートも可能です。
- ※自己改善プランの詳細な内容については以下のブログを参考にしてください
- ⇒復縁屋ジースタイルの自己改善プログラムとは?
恋愛や友人関係の破綻には、必ず何か理由があります。
何も理由がない中でいきなり破綻することなんてありません。
そして、多くの場合は離れてしまった相手ではなく、離れられてしまった側に関係が破綻した原因があるのです。
「今回破綻してしまった相手と復縁したい」でも「今回のような失敗をもう繰り返さないために」でも、復縁屋ジースタイルはかまいません。
人間関係を円滑に行えない自分に疑問を感じ自分を変えたいと思う方は、一度ご相談ください。
- ※自分を変えてでも復縁したい方への関連ブログ
- ⇒いつになったらあなたの問題点を改善しますか?自己改善をするなら今