復縁屋にご相談いただく相談者様の中には、明らかにストーカーの発想を持っている相談者様もおり、メールやライン、電話で復縁相談をいただくだけでは、ストーカーなのか、そうではないのか判断しづらい相談者様もいらっしゃいます。
ストーカーの特徴として、ストーカーは事の重大さが分かっていないという特徴があり、自分の行動を正当化し、相手の考え方が間違っている、と思い込む節があるので、ストーカーとそうではない相談者様からのお話を聞き比べると判断し易い点もあります。
例えば、ストーカーの考え方の中には、別の犯罪者の考え方と酷似している事もあり、窃盗罪の犯罪を行う方の中には、『食べる物が無いんだから盗むのは仕方ない！！』という考えで、スーパーなどで万引きを繰り返す犯罪者もいますが、食べる物が無いから盗むのは仕方ない！！という考え方と、ストーカーの『電話に出ないんだから何度も掛けるのは仕方ない！！』という考え方や、『会えないんだから家や職場に行くのも仕方ない！！』という考え方は似ているのですが、ストーカーも窃盗罪の犯罪者も、何が問題なのか？を分かってないのです。
何が悪いのか？を理解していないのですから、ストーカーも窃盗罪の犯罪者も犯罪行為を止める事はありませんし、自分の行動を否定せず、肯定しているので、他人から何を言われても聞く耳を持ちません。
ストーカーの中には、『はい。そうですよね。』という言葉を容易に使いますが、返事は理解したという言葉でも、理解しようとしていないから出てくる言葉でもあるので、その後に出てくる言葉には、否定された言葉をまるで聞いていなかったのでは？と感じる言葉が出てくるのです。
窃盗罪の犯罪者は自分のお腹が減ってるんだから仕方ない！！という考え方ですが、一般の方は万引きをすれば泥棒になるし、お店が困るから万引きしてはいけないな…と考えるので、泥棒をしない訳で、その違いをいくら説明しても『それは分かってるんです。』と、分かって無いのに分かってるフリをするので考え方の違いが分かり易いのですが、メールやライン、電話相談ではストーカーも一般常識を分かったフリをしてくるので判断出来ないケースもあります。
ただ手紙を【大量に】送っただけ
連絡が取れないから待ち伏せしただけ
返事が来ないから【大量に】メール、ラインを送った
誤解を解きたいから【嫌がってても】会いに行った
そして、ストーカーは自分の行動を否定する考え方を持っていないので、自分はストーカーっぽい事はしてるけど、ストーカーではない！！という理屈でストーカーしてる事を認めません。
ストーカーの考え方は幼い子供と同じで、子供は火遊びなど、やってはいけない事を分かっていても、欲求に負けてやってはいけない事をやってしまいますが、親を含む大人が子供の行動を監視したり制御するので、子供は誰かに迷惑を掛ける前にストップを掛けてもらえますが、成人した大人がストーカーを繰り返していても、何か問題が起きなければ誰も制御してくれないので、誰にも迷惑を掛けていない！！とストーカーは自分の行動を更に肯定するのです。
悪い事をしている自覚がある子供は注意される事で気付けるのですが、ストーカーは今までに誰も否定して来なかったので、否定される事に違和感を感じて、自分を受け入れてもらえない言葉を聞かされるとキレるのも特徴ですが、警察などの様に、世間一般で正義と看做されている団体から指摘をされると自分が悪い事をした…と反省の弁は述べるのですが、そうではない人物から否定されると受け入れる事が出来ず、指摘してくれた人物に対して悪態をついたりするのもストーカーの特徴になります。
ストーカーは大人であり、ストーカー規正法という犯罪を知っているのに、何故やってはいけない事の判断が出来ないかと言えば、自分の気持ちを分かって欲しい…と思うばかりで、相手の気持を考えて発言や行動する事が苦手であり、他人には求めるけれど、自分は相手の気持を汲み取れない事に気付かないので、ストーカー犯罪に歯止めが利かないのです。
ストーカーと対面して話しを聞くと、考え方に対する違和感や、相手の気持ちを無視した行動を取る事が分かりますし、それが生まれ持ったものであった場合、現代では他人の気持ちを理解出来ない発達障害の可能性が考えられ、アスペルガー症候群という発達障害の症状が出ているけれど、自覚が無い可能性も考えられます。
先天性のものではない場合、成長過程で他人の気持ちを考えてコミュニケーションを取る事を教わらずに成長した可能性も考えられ、成長過程で後天的に他人の気持ちを考えないのでストーカーとなってしまった場合、ストーカーである事を説明すると理解を示し、理解を示した言葉を発して下さるので、ストーカーである事を指摘すると何度も電話をしたり、ラインを一方的に送りつけられる事への恐怖を理解し、控えた行動をして下さいます。
ストーカーは大人になると他人から怒られる機会が減り、表面上の付き合い方は上手になるので、本質を隠して生活している事もあり、ストーカーのように何かしらのキッカケがなければ表面化しないケースが殆どになります。
大人は仕事でミスをすれば怒られますが、プライベートな時間で怒られる機会は子供の頃に比べて極端に減り、プライベートの時間について自分が何をしているか？を他人に話すケースは少ないので、ストーカーである事も殆ど露呈しません。
怒られる事がなく、人間の弱い部分として、自分が変な目で見られる事は隠す修正があるので、ストーカーである事を露呈せず社会に溶け込んでいますが、社会に溶け込んでいる為、キッカケがあった際にストーカー化が露呈され、否定されると受け入れる事が出来ないので、ストーカーは隠密に行動し始めます。
ストーカーがストーカーを止めなければ恋愛も上手くいく事はありませんし、一方的な愛情を与えるだけで、愛情を相手も汲み取ってくれる事はありません。
ストーカーの愛情は歪んだ愛情であり、歪んだ愛情を与えようとしても誰も受け止めてくれる事はないので、ストーカーの発想を改善しなければ恋愛出来ない事を忘れてはいけません。
