復縁屋には、別れを告げられて復縁したい!!となっているのですから、相談者様がパートナーから縁を切られたので復縁を望んでいる状態にも関わらず、パートナーが加害者で相談者様が被害者であるかのような復縁相談をする相談者様が少なくありません。
加害者と被害者の関係は、直接目で見える被害というものが無ければ、どちらの言い分も正解であり、どちらの言い分も不正解となるケースが少なくありません。
例えば、別れを告げられた。という状態は、別れを告げられて悲しい気持ちになるので、復縁したい側は被害者である。という認識を持つのが不正開か?と言えば、それは不正解ではなく、復縁したい側の立場で物事を見れば、復縁したい側は悲しい想いをして傷付いたのですから被害者である。という主張は間違っているとは言いません。
この場合、加害者は別れを告げた側になり、別れを告げて傷付けるなんて酷い!!という考え方ももちろんあります。
しかし、復縁するに当たって、この考え方は正解か?と言えば不正解である。と断言出来るのですが、別れを告げた側の気持ちになって考えて頂くと、別れを告げたのですから、別れたい!!と思った理由がパートナーにもあり、別れたい!!と思わせたのは誰か?と言えば、相談者様が別れを決断させた理由を作ったのですから、別れを考えなければならなくなったパートナーは被害者である。となるのです。
別れを考えなければ被害者にならなかったんだから、別れを考えなければ良かったじゃないか!!という考えももちろんあると思いますが、どうしても別れたい...と思わせてしまったのは、少なからず相談者様なのですから、パートナーにとっては相談者様は加害者であり、自分は被害者である。という考えを持つのはおかしい事ではないのです。
パートナーも相談者様もお互いに被害者である!!と考え、お互いが、相手は加害者である!!と考えているなら、パートナーも相談者様も、お互いが自分を傷つけてくる!!と考えているのですから、復縁を考えなければ良いですし、少なくとも相談者様から被害を受けた!!と考えているパートナーは、相談者様との復縁を考えていません。
自分に害を成す人と恋人や夫婦として在りたい!!と思う人は存在しませんし、パートナーが復縁を考えないのも当然であり、自分に害を成す相談者様と復縁する理由がないのが、自分は被害者である。と考えるパートナーの考え方になるのです。
例えば、いじめの加害者はいじめられっ子と仲良くしても良いかな?という選択肢をもてますが、いじめの被害者は、二度と関わりたくない...と思いますし、いじめの加害者と仲良くしよう!!という気持ちを微塵も持つ事はありません。
パートナーはいじめの加害者と仲良くしたい!!と思わないのですが、自分は被害者である!!と思い込みながらも、パートナーとの復縁を望む相談者様は、その時点から被害者であると認識しているにも関わらず、加害者と仲良くしたい!!という考え方になっているのですから矛盾が生じるのです。
矛盾が生じている考え方を基本ベースにしていると、当然の事ながらそれに基づいた考え方は破綻してしまいます。
加害者ベースで復縁を考えるのか、被害者ベースで復縁を考えるのかで、進むべき道が変わりますし、いじめっ子といじめられっ子で考えて頂くと、復縁相談を頂く相談者様はどちらの考え方を基本ベースにしなければ復縁する方法に辿り着けないか?が分かると思います。
Contents
復縁を望まれる側のパートナーが被害者であり、復縁を望む側が加害者である
別れを告げられて悲しい思いをしたり、傷付いたかもしれませんが、別れを決断するという事はとても大変な事である。という事を忘れてはいけません。
もともと好きで交際に至った関係であったにも拘らず、その気持ちが無くなってしまったから別れを決断した訳です。
好きな気持ちを失くしたのはパートナーかもしれませんが、好きな気持ちを失くす様な事をしたのは誰なのか?という点を考えて頂くと、誰が原因でパートナーの気持ちを変えてしまったのか?が分かると思います。
パートナーは相談者様の事を好きでしたが、その気持ちを失う原因を作ったのは他でもない相談者様が原因であり、相談者様がパートナーから好意を持ってもらえる行動をしていれば、パートナーの気持ちは交際していた時のままであり、変わらず交際を継続していたものが、相談者様が何かしたの原因を作り、パートナーの気持ちを変えたのですから、別れを告げられた相談者様は本当に被害者なのか?を考えて頂く必要が在ります。
その際に、相談者様はパートナーに何かをした自覚がないかもしれませんが、自覚が無くパートナーを傷付けていた可能性があり、自覚が無くパートナーを傷付けていたから気付かぬ内にパートナーの気持ちが変わっていった事に気付きません。
自分が何をしたのか?という自覚がないので、別れ話をされた際に、「嫌な事があったら直すから別れたくない!!」という言葉を出す相談者様が多いのですが、【嫌な事があったら...】という言葉は、【嫌な事をしていたとは思ってなかった。】になり、【嫌な事をしていた自覚がない。】という言葉を自ら口にしているので、パートナーの気持ちが冷めた事をした自覚がない相談者様は、別れの本当の原因を知らなければ復縁出来ないのです。
相談者様が被害者であり、パートナーが加害者である。という認識を持っていると、なぜ復縁出来ないか?という理由の一つが別れの本当の原因に辿り着く事がないから。という理由でもあります。
相談者様が被害者という認識なのに、パートナーに会いたい!声を聞きたい!といった矛盾
パートナーから別れを告げられた相談者様が被害者である。という認識を持っている際に、被害者心情がある中で、加害者に会いたい!!と思う事や、加害者の声を聞きたい!!という事があるのだろうか?と考えて頂く必要があります。
例えば、殺人事件を起こされた被害者の遺族の方々が、殺人事件を起こした犯人と会いたい!!と思ったり、声を聞きたい!!と思う事ってあると思いますか?
この心情を理解されていたなら、パートナーは相談者様と会いたい!!と思っていませんし、相談者様の声が聞きたい!!と悩む事はありません。
どうやってラインを送れば返信をくれるだろうか?と考える事もありませんし、手紙を送れば気持ちが伝わるかも!?と考える事もありません。
被害者遺族が考える事は、【反省して欲しい。】という事であり、反省して悔いて欲しいとは思っても、会いたい!声を聞きたい!!といった感情にはならないのです。
逆に加害者で反省している犯人は、被害者や被害者遺族に対してしてしまった事を反省し悔いながら、手紙などを使って【反省の気持ち】を綴ったり、自分がしてしまった事を常に悔いながら生活をします。
復縁活動をしている相談者様が取っている行動は、被害者がとる行動なのか、それとも加害者がとる行動であり気持ちなのか?を考えて頂くと、相談者様が被害者なら表れない感情や行動が表れているのですから、復縁活動をしている時の被害者はどちらで、加害者はどちらなのかに気付いて頂けるかと思います。
立場を間違って理解している状態でパートナーが受け入れてくれる事はありません。
加害者である相談者様が、加害者である事を自覚せずに、被害者であるパートナーに被害者が望まない事を求めるのは普通の事でしょうか?
相談者様が何かしらの気持ちが冷める事をしたのでパートナーの気持ちは冷めてしまった訳です。
パートナーの気持ちを冷めさせた加害者側が、パートナーが望む事ではなく、加害者が望む事をパートナーに要望として伝えていけばパートナーの気持ちが冷めていくのは当然である。という考えを持たなければなりません。
加害者であるいじめっ子が、被害者であるいじめられっ子に、「仲良くなりたいから俺の言う事を聞け!!」となった時に、いじめられっ子が、「ありがとう!!」という事はありませんよね?
被害者であるいじめられっ子が、加害者であるいじめっ子に、「仲良くなりたいなら僕のお願いを聞いてよ!!」と伝え、「それで今まで傷付けた事を少しでも許してくれるなら是非!!」と答えるから、いじめられっ子は、いじめっ子に対しての印象が少し良くなる事が分かると思います。
しかし、復縁活動をしている相談者様たちは、加害者であるいじめっ子の立場で、「仲良くなりたいからお前の頼みを聞いてやるから言え!!」と、被害者であるいじめっ子から無理矢理頼みを聞きだそうとします。
まるで、ドラえもんに出て来るジャイアンとのび太の関係で、ジャイアンの気分が良い時だけ、のび太の言う事を無理矢理聞こうとする時のような形を取ろうとするので、のび太とジャイアンの関係が一向に良くならない状態と変わらない復縁活動をしているのです。
被害者であるパートナーに反省の言葉を伝えればパートナーは許してくれるものではありません。
パートナーに反省の言葉を伝えれば許してくれる時期は、別れを決断された訳ですから過ぎています。
交際時で、気持ちが残っている状態なら許せる事も、気持ちが冷め、気持ちが無くなった状態で反省の言葉や謝罪の言葉を掛けられても、気持ちが冷めた状態のパートナーは、「今さらですか...?」と更に気持ちが冷めますし、反省の言葉を伝えて反省の気持ちを汲んでくれる時期は過ぎている事を忘れていては復縁出来ません。
反省を言葉で示して伝えられる時期と、反省を行動で示さなければ伝わらない時期があり、反省を言葉で伝えたところで被害者であるパートナーには何も伝わりません。
上記で殺人事件の遺族の被害者心情について書かせて頂きましたが、裁判で裁かれる時に、「大変申し訳ない事をした。」という反省の言葉を述べた犯人の言葉がワイドショーなどで取り上げられる事がありますが、いつまでも、「大変申し訳ない事をした。」と言葉で伝えているだけでは、被害者遺族は浮かばれず、刑務所に入り、反省を行動で示すようになるから被害者遺族の心の傷は少しづつ風化していきます。
事件の犯人は強制的ではありますが行動に移すから反省を行動で示すのですが、復縁活動をしている相談者様たちは、「大変申し訳ない事をした。」と仰っているだけで、行動に何も移さないので反省の気持ちは伝わりません。
復縁したいなら自分を許さない事、自己否定をしなければならないのです。
被害者を傷付けてしまった...という反省をしている方々は、「自分は何て事をしてしまったんだ...」と、自分で自分を責め、自分で自分の考え方を否定します。
自分がした事を責め、自分がした事を否定し、自分で自分の考え方を否定するから、どうすれば良かったのか?という考えに辿り着けます。
復縁相談を頂く相談者様たちは、自分で自分の考え方を否定している方々は殆どいません。
自分で自分の考え方を否定してないので、また同じ事を繰り返すであろう事が、パートナーにも伝わりますし、復縁相談を頂いている復縁屋でさえ、また同じ事をするだろうな...と感じます。
「反省しているんです!!」という言葉を復縁相談を頂いていると良く耳にするのですが、自分で自分の考え方を否定出来ない人がする反省は、本当の意味で反省しているように他人は感じません。
「反省してます。」という言葉を口にするのは簡単ですが、自分がした事の重大さを本当の意味で知り、自分がした事を本当の意味で後悔し、今までの自分の考え方を否定するからこそ、反省が生まれ、同じ事を繰り返さないだろうな...という姿が見えるようになります。
復縁相談を頂く相談者様達は、反省の言葉は口にするものの、反省の態度が見えないので、反省の気持ちが伝わらない相談者様が多いのです。
反省の言葉は、許して貰う為に伝えるものではなく、自分が傷付けた事を後悔しているから出る言葉になるのですが、自分が本当に加害者である事が分かっていれば、許してもらおう!!などという考え方自体が甘い考えである事に気付くと思いますし、自分が加害者である事を分かっていて、相手を傷付けてしまった事への申し訳ない気持ちが本当にあれば、自分の考え方を否定しているので、自分を変える事にも繋がるのです。
自分が被害者であると考えている人の反省は自分で自分を許そうとしている甘い考えと気付いていますか?
相談者様が被害者であると考えている人の反省の言葉の中には、自分【も】悪いと思うけど...の様に、自分だけが悪い訳ではない。という言い訳の言葉が要所要所に現れます。
自分【が】悪い。という言葉の様に、自分がした事を反省する言葉と、自分がした事を反省しているかのように見せ掛ける言葉は直ぐに相手に伝わります。
もしも、殺人事件を起こした加害者である犯人が、被害者遺族に向けて、「私は確かに殺人を犯して悪い事をしたけれど、被害者にも悪いところはあったんです。」という言葉を向けたら、被害者はどう思うでしょう?
たとえ言葉に出さなくても、そういった気持ちがあるので出て来る言葉は他にも沢山ありますが、「私は確かに殺人を犯して悪い事をしたけれど、被害者にも悪いところはあったんです。」という言葉を聞かされれば反省の言葉は伝わりませんし、逆に怒りの感情が湧いてきてもおかしくはありません。
自分も悪いけど、相手も悪い。という言葉は、自分で自分を許そうとしている言葉であり、許してもらいたい相手には、自分で自分を許そうとしている事が伝わり、それは同時に、「何も悪いと思ってないよね。」という解釈をされてしまうのです。
復縁相談者様の中には、こういった気付かない内に自分は悪くない!!という言葉を発してしまう相談者様がおり、自分は悪くない。という言葉を出しているのに、「反省しています。」という言葉を使うので、反省の気持ちが伝わらず、加害者であるにも関わらず、反省の気持ちを汲み取ってくれない...とまるで被害者であるかのような言葉を使う相談者様が少なくありません。