人間は同時に二つの事をしようとしても体は一つしかないので、同時に二つの事は出来ません。
気持ちも同様に同時に進行させようとする事は出来ません。
例えば、復縁したいなら復縁を優先しなければなりませんが、同時にお金を貸してるのでお金を返してもらいたいという気持ちがあれば、復縁の話しをする際にお金の貸し借りの話しが出てしまい、復縁に辿り着くのは困難になってしまいます。
行動には優先順位が求められ、優先順位を付けて行動せずに同時進行で両方を手に入れようとするとどちらも叶う事がないという諺があります。
二兎を追う者は一兎をも得ずという諺になりますが、行動には優先順位を付けて大切なものから順番にこなしていかなければなりません。
しかし、人間は甘い考えを持つ生き物であり、大切な事よりも簡単に出来る事を優先し、簡単な事だから二つ同時に出来るかも…二つ同時にこなせば大切な事に集中して取り組める!!!という考えの基に復縁活動をする相談者様が大変多くいらっしゃいます。
同時進行で進めて同時に求めているものが手に入るならベストであり、同時に進めて同時に手に入れられる事も勿論ありますが、復縁となると恋人も人間ですから恋人の気持ち次第で手に入るものなので相談者様が同時に進めようとすれば手に入らずに終わってしまいます。
行動に優先順位を付けた際に何を第一優先にするか?で、その後の動きは変わっていきますし、同時に手に入れようとするという事は手に入れようとするものが二つあるので同時に二つを手に入れようとするのですから一つの事に集中して手に入れようとするよりも気持ちも行動も分散してしまいます。
例えば、自動車を購入したいと思って貯金する!!と決意した人と、自動車も欲しいけどブランド物も欲しい…と思って自動車を購入する為の費用を貯金せずにブランド物を購入していたらいつまで経っても自動車を購入する事は出来ず、時間の経過と共に欲しい自動車は目移りして別の自動車が欲しくなり、その間に別のブランド物が販売され、自動車よりも安価で楽に手に入れられる物は手に入りますが、自動車の購入は常に先送りされてしまいます。
復縁したいけど復讐したい!!お金を返して欲しい!!と復縁以外の目的も同時に達成させようとする相談者様が復縁出来ない理由と同じであり、同時に色々なものを手に入れようとするので結局は本来の目的を見失ってしまいます。
行動に優先順位を付けずに欲しいものを簡単なものから手に入れようとしたり、優先順位を間違えれば本当に手に入れたいものは手に入りづらくなってしまうのです。
復縁する際に行動に優先順位を付けるという事は、恋人の幸せを第一優先に考え、相談者様の幸せは恋人が幸せになれた後に付随して来るものになります。
恋人の事を第一優先で考えるので、恋人を第一優先にした行動が求められ、恋人を第一優先にした行動が恋人からすれば大切にされている、幸せにしようと考えてくれている…と思わせる事が出来るのです。
相談者様の多くは恋人を優先するよりも相談者様自身の事を優先する考えのまま復縁活動をするので行動の優先順位が恋人ではなく相談者様が第一になり、相談者様が第一となっているので恋人からは大切にされていると思われないのです。
行動に優先順位を付ける事は恋人の事を大切にするという事でもあります。
本当に復縁したいなら誰を大切にするかを示す事が出来る優先順位の付け方をしなければ復縁は難しいのです。