復縁屋ジースタイルには日々沢山の復縁相談が舞い込みます。その復縁相談の中には、親子関係の修復も含まれており、カップルや夫婦だけの間に別れは起こるものではなく、親子、兄弟の間でも、勘当や家出など、血の繋がりがある関係だからこそ関係が拗れた…というご相談が舞い込みます。
その中でも多いのが、ご両親が高齢になり、若かった頃に血の気が多く、短気を起こして息子や娘を追い出してしまい、子供と復縁したい、昔の親子関係を取り戻したい…と高齢になって、過去を振り返って反省し、復縁屋にご相談頂くケースがあります。
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新型コロナの影響もあり…
新型コロナウィルスが蔓延し、コロナ禍の状況でいつ自分がコロナウィルスに掛かってしまってもおかしくない…という不安から、ご高齢になったご両親から子供との復縁相談を頂く機会が増えました。
子供も親の心配をし、親も子供の心配をし、新型コロナは縁が切れていた関係を修復するキッカケとなったというケースも多々ありました。
家族としての在り方の見直し
縁が切れた家族関係は、家族としての在り方を見直す必要があります。家族としての在り方を今までと変わらない形で過ごせば家族の形は変わりません。
親子の縁が切れた時に、親子の縁を取り戻すには、今まで当たり前だと思っていた家族の在り方を見直し、当たり前が当たり前ではない形にしなければ時間が解決するものではありません。
親だから分かる子供には分からないこと
親子の縁が切れた時、親は子供に自分の経験を元に接していた事を忘れてしまいがちです。親からしてもらった事が当たり前となり、子供に対してもその当たり前を押し付けます。子供の常識と親の常識は本来家族で共有した時間があるので一致しているはずが、子供が成長していくと他人との関係が構築されるので、当たり前と思っていた事に疑問を持ち、関係が悪化していく事があります。
親は自分が子供の時に立ち帰り、親の背中を見て育ったかもしれませんが、親の考えている事に疑問を持った事がない人は多くはありません。自分が子供と同じような考えを持っていた時代があった事を忘れてしまっているのが親であり、親が経験してる事と子供が同じ経験をしている事を忘れてはいけません。
高齢になって不安を抱えるから復縁を望む親
子供との関係が悪化し、そのままの関係で年齢を重ねていくと年齢を重ねる毎に不安を感じて子供との関係修復を考えるご両親からのご相談は少なくありません。
息子や娘との関係が悪くなり、子供の年齢がいい年齢になっても、親子の関係が悪いままで「子供が介護をしてくれない。」というご相談を頂きますが、子供が親の介護をしないのは、それまでの親子関係の作り方にも問題があり、復縁屋が復縁工作のご依頼を頂いて、子供との縁を取り持つ為に工作員を子供に接触させて話しを聞き出すと、子供の頃からの接し方について疑問を持つ子供が多い事に気付きます。
高齢になって不安を抱える親の気持ちを分かろうとしない子供には子供の言い分がある事を忘れてはいけません。
子供に甘える親
血の繋がりのある親子関係は、他人同士のカップルや夫婦とは異なり、お互いに甘えがあり、甘えがあるからこそ、気の遣い方を間違えがちです。
他人同士なら言えない事も、家族だから…という理由で言ってしまう、というのは良くある親子喧嘩ですし、言いたい事を言い過ぎてしまい、家族だから分かってくれる。と甘い期待をする事も分かりますが、その甘えが親子喧嘩を引き起こす事にもなりかねません。
子供も成人して大人になっています
子供も成人して大人になっており、親子とはいえ大人同士でそれぞれ違う人生経験を積んでいます。お互いの当たり前が当たり前ではなくなり、仲違いをしても、カップルや夫婦といった他人同士ではないので、簡単には謝れない…という関係でもあります。
子供の成長に親は中々気付けません。気付いていても自分の子供は…と我が子の事を客観的に見れないのが大体の親になります。小さな頃から見ていた子供だからこそ、子供の事は一番分かっている!!となるのですが、子供は成長し、親の元を離れて生活していれば様々な人に会い、子供は親が思っているほど子供のままではないのです。
子供の成長を素直に見れない親だから
反抗期を越え、大人として成長した子供の姿を親は認める事が出来ず、いつまでも子ども扱いされる子供は親に反発します。
反発される親は、子供はいつまでも子供なので、反発する子供に対して親の威厳を示し、上から目線の言葉で子供を窘めようとしますが、一人の大人として成長した子供は親に反発し、親子喧嘩に発展してしまいがちです。
親子喧嘩は簡単に謝れない
親子の間で一旦溝が深まると、カップルや夫婦の喧嘩とは異なり、別れに繋がるかも…という不安がないので、どちらからともなく謝る…という流れになりません。
親子の関係になると、簡単に折れる事が出来ず、気恥ずかしさもあり、自分は間違っていない!!という気持ちもあり、謝る必要はない!!という考え方を双方が持ってしまいます。
血の繋がりのある親子だから起こり得る拗れ方
親子という血の繋がりがある関係だからこそ生じる甘えから来る拗れ方になりますが、どちらとも自分は悪くない!!という想いが強く、言われる側と言う側では言葉の捉え方も違う事から、お互いに意地を張り、折れる事が出来ないので、血の繋がりのある親子の関係だからこそ問題が拗れていきます。
意地をはり合うから本当は仲良くしたいのに仲良く出来ず、仲良くしたいのにケンカをしてしまう、ボタンの掛け違いのような関係になりますが、どちらもボタンを掛け直そうとするのではなく、相手が悪い!!と思い込むので、中々謝る事が出来ず、関係が拗れたまま時間を掛けてしまうので関係は更に拗れてしまいます。
他人ではないからこそ…
カップルや夫婦の様な元々他人の関係なら話し合わないといけない…と考えますが、親子の関係では、話し合おう!!と言う必要がない!!と考え、相手の出方をお互いに待つ形になります。
認めてくれない親の話しを子供は聞いてくれません。
血の繋がりがある親子関係を修復するには、親がいつまでも子供を子供扱いするのではなく、一人の大人として接する事や、親子だから…という甘えを失くさなければ子供からの許しを得られません。
大人に成長した自分の子供の成長が認められないので、子供は親に反発し、大人として見てくれないご両親よりも、大人として受け入れてくれる社会に魅力を感じてしまうのが子供になります。
子供は幾つになっても親からすれば子供のままですが、大人として成長した子供の姿を親が認めなければ、認めてくれる所に行ってしまい、認めてくれる人達の言葉を聞いて、認めてくれない親の存在が疎ましく感じてしまいます。
反発する気持ちを汲むことが大切
いつまでも子供の扱いをすれば子供は反発し、親に謝る事が出来なくなり、復縁出来なくなるのです。
親子関係の修復には?
血の繋がりがある親子の復縁は、親が子供に対して子供扱いしない事や、子供だから…家族だから…という甘えを捨てて、お互いに一人の大人として扱う事が大切です。親の考え方を変えよう!子供の考え方を変えよう!ではなく、お互いに尊重し合える形が取れなければ親子関係の修復には繋がりません。
お互いに尊重し合うのではなく、どちらかが甘えを持って接すれば、中々親子関係を取り戻すのは難しくなります。
血は水よりも濃く、親子の縁は切っても切れません。
恋人や夫婦の様に他人との関係なら、ちょっとした考え方の違いから縁が完全に切れる事はあります。しかし、親子の様に血の繋がりがある関係では、ちょっとした考え方の違いだけで縁が完全に切れる事はありません。
親子の関係を良好な関係に戻したいなら、親だから、子供だからという立場を考えるのではなく、関係を取り戻したい相手に対して考え方や接し方を変えるだけで親子の縁を取り戻せますが、大切なのは双方が同じように尊重し合える関係にならなければならないので、親が頑固…子供が言う事を聞かない…といった状況の時は、第三者にお互いに尊重し合える関係になる為に間に入って話しをしてもらう事で関係修復に近付きます。