些細なケンカが原因で別れに至る人は多いのですが、些細なケンカで別れに至る方の多くは些細な理由が原因で怒りの導火線に火が付きます。
些細なケンカが原因で別れに至った方々からご相談頂くと『自分が悪いのは良く分かってるんです…』と反省の弁を口にします。
- すぐに怒らないようにする事
- 怒りたくなったら感情的に怒鳴らずに違う手段をとる事
- 怒りの感情を別の手段で発散する事
些細なケンカが原因で別れに至る方々は怒りをコントロールする為に上記3点を自分の自己改善内容だと考え、カウンセリング等にも行くのですが復縁への効果はほとんどありません。
怒りをコントロールする為にスグに怒らないようにする!!等を心掛け、怒らない様に我慢するだけで怒らないで済む事と怒りを我慢する事の違いに気付きません。
怒りの感情をコントロール出来ずに破局して『復縁したい!!』と口にする方のほとんどが怒りをコントロールするのではなく怒りを我慢してコントロールしているかのように見せかけるのです。
本人が努力して怒りを我慢してコントロールしているかの様に見せかけても周囲は見せかけだと気付きます。
怒りを本能のまま発散させるのは理性のない動物と同じですから表面上を取り繕ってコントロール出来ている様に見せかけても本性はすぐに浮き彫りになります。
怒りを我慢するだけで怒りをコントロール出来ているかの様に錯覚している方々は、どこかで無理が生じてきますし無理が生じるので言動や行動に不自然さが出てきます。
不自然さは関係の浅い人には分かりませんが、関係が深くなった人には簡単に露呈します。
明らかに我慢をしている態度、明らかに我慢しているであろう言動が見えるから『怒りをコントロール出来るようになったんだね!!』という変化を伝えてくれる事はありません。
怒りを我慢している事が露呈している人の姿を見れば、いつ爆発するか分からないから近寄らない様にしよう。と考えるのが普通です。
破局の原因が怒りのコントロールが出来ないからであれば尚の事近寄り難くなります。
怒りの感情をコントロール出来ずに破局した方々には怒りの感情のコントロールについてもう少し違う角度から自己改善する事をお勧めします。
Contents
怒りの感情をコントロール出来ない人は手抜きをする人です。
怒りの感情のままに怒鳴る事で解決出来る事はありますか?
例えば子供の教育をする際に躾について考えてみて下さい。
子供の為を思って怒鳴り散らすのは子供の為でしょうか?子供は怒鳴られる事をしなくなるでしょうか?
怒りの感情をぶつけて怒鳴り散らせば短時間で伝えたい事は分かりますが子供の考えは理解出来ません。
自分が伝えたい事を伝えて『分かったのか?』と感情のままに問い質せば『分かった。』と言わざるを得ない状況になり、子供が本当に理解したのかどうかは確認出来ません。
怒りの感情をコントロール出来ない人は元恋人の気持ちを分かろうとしていなかった事が分かりますよね?
2人の関係に手抜きをするような人と交際したいと思うのでしょうか?
自分の気持ちをぶつける事を優先し、相手の気持ちを知ろうとしないのです。
冒頭で書かせて頂いた怒りの感情をコントロールするのが、ただの我慢だった場合、相手の気持ちを知ろうとするのではなく相手の言い分に対して我慢しているだけなのですから破局して我慢を覚えたところで復縁出来ないのは明らかではありませんか?
復縁したいなら怒りの感情を我慢出来る様になったところで…
怒りの感情を我慢出来る様になったところで復縁出来るでしょうか?
怒鳴るのは自分の言い分を高圧的に言い聞かせようとする行動です。
直接的な暴力ではありませんが言葉を使った暴力装置を使っているのと同様になり、暴力装置を使うのを我慢したところで話し合いが出来る人になるでしょうか?
北朝鮮の金正恩は核という暴力装置を持ったまま『話し合いをしましょう!』という姿勢を貫いています。
暴力装置を持ったまま『話し合いをしましょう!』と呼びかけても日本もアメリカも応じません。
話し合いをしたいなら暴力装置を捨てなさい。と北朝鮮に対話の条件を出していますが、怒りの感情をコントロール出来ずに我慢しているだけの人は北朝鮮が取っている行動と同じ事が分かりますか?
我慢は時として大切ですが『まずは核を捨てなさい。話はそれからです。』と北朝鮮に呼び掛ける様に我慢出来たところで暴力装置そのものを捨てなければ復縁できないのです。
怒りの感情をコントロール出来て初めて会話が出来ます。
怒りの感情をコントロール出来ない人と話し合いを望む人はいません。
赤ちゃんは言葉を発する事が出来ないので赤ちゃんの怒りの感情に大人は優しい目を向けます。
動物が怒っているのも動物が言葉を発する事が出来ないので優しく接します。
怒りの感情をコントロール出来ない相手と会話をしようとしてくれるのは言葉を発する事が出来ない相手だけであり、怒りの感情をコントロール出来る言葉を発する事が出来る相手に対して人間は優しく接する事が出来ません。
突然キレ出して刃物を振り回す人に『会話をしよう!!』と呼び掛けませんよね?
ほとんどの方が逃げ出すか、より強い暴力で鎮圧しようと考えます。
話しても無駄という言葉を使われるのは、会話が出来ない相手に対してです。
怒りの感情をコントロール出来ない人とは話しても無駄と判断され、会話が出来ないと判断されるのです。
怒りの感情をコントロール出来ない人がカウンセリングを受ける事。
怒りの感情をコントロール出来ずに破局を迎えた方々からお話しをお伺いすると多くの方がカウンセリングを受けています。
特にDVが原因で破局した方に多いのですが『DVが原因で復縁したくてカウンセリングを受けています。』と口を揃えて仰います。
DVは怒りの感情をコントロール出来ない方の最たるものであり、言葉でどうにも出来なくなったので暴力に頼ります。
自分から会話する事を拒否し、暴力で会話をしようとしていたにも関わらず『会話をしたい!!』とカウンセリングを受けるのですが、怒りの感情をコントロールする以前に自分勝手な考え方を改めなければ会話に応じてくれない事に気付きません。
怒りの感情をコントロールする為にカウンセリングに通う事自体は否定しませんが、怒りの感情をコントロールする事と復縁をイコールに考えるのは間違っているのです。
怒りをコントロール出来ない人がコントロール出来る様になるのは、赤ちゃんや動物の様に言葉を発する事が出来ない状態からトレーニングによって言葉を発する事が出来るようになる訓練ですからカウンセリングに通う事自体は間違っていないのです。
しかし、復縁を考えた時、交際を目的とするのですから会話も含めたコミュニケーションが取れなければお話しになりません。
【あいうえお】の読み書きが出来るようになったレベルの大人と交際したい大人はいませんよね?
カウンセリングを受けること自体は間違っていませんが、それと復縁は別物なのでカウンセリングに通ってるから復縁活動をしていると考えるのは大きな間違いであると言えます。