善因楽果、悪因苦果という言葉をご存知ですか?
仏教には因果との言葉があります。
因果応報という言葉を聞いた事がる人は多いと思いますが、因果応報は因果が巡り巡って自分に返って来ると捉えますよね?
大まかに説明すると原”因”があるから、”結”果があるという意味ですが、因果にはもう少し深い発展があります。
それが善因楽果悪因苦果(ぜんいんらっかあくいんくか)という言葉になります。
善因楽果悪因苦果の意味は仏教においては生死や輪廻の事でもありますが、今を生きる人に対しては善い原因があるから楽(らく)な結果があり、悪い原因があるから苦しい結果があるになります。
例えば、夏休みの宿題を早く済ませれば、後半で楽な思いが出来、ゆとりを持って新学期を迎える事が出来ますが、それが善因楽果であり、宿題を全くせずに夏休みを過ごせば、最終日近くに勉強漬けになり、勉強付けになっても宿題が終わらなければ、新学期早々に先生に怒られますよね?それが悪因苦果に当たります。
善因楽果悪因苦果を復縁に置き換えて考えていただきたいのですが、基礎から見直し、問題点の根本から改善を目指すから努力が実り、後々良い結果に繋がる可能性を秘めています。
善因楽果を怠り、悪因苦果の道を選べば宿題が夏休み期間に終わり、たまたま怒られる事を回避出来た。となります。
そして、善因楽果をしようとして中途半端にやっていれば悪因苦果となり、最初の意気込みは良かったけど途中で息切れして努力を放棄すれば最初に努力した事が報われる事はありませんし、簡単に綻びが出て最終的には善因楽果の気持ちがあった!!と相手に言い訳を伝える事しか出来なくなります。
復縁を考えている今のあなたに身に覚えがある事だと思いませんか?
交際していた元元彼氏(元彼女)との関係が悪化した時に、自分の何が悪いのだろう?と疑問を持って改善しておけば善因楽果で別れには至りませんでしたよね?
別れを告げられた後に、悪かった点は分かるけど…と相手に言い訳を伝える結果になったのは悪因苦果になり、夏休みの宿題が期限までに終わらず、先生に怒られる…と焦り、宿題が終わらなかった時に先生に言い訳をする結果になるのです。
復縁したいと思った時には何をすれば良いかも分からなくなり、身動き出来ず、善因楽果で宿題をしていれば悩まなくて済んだものを悪因苦果で宿題をしないので課題まで出されてしまい、自分で自分を苦しめます。
そして苦しんだ末に『宿題が終わらないよ~!!』と泣き叫ぶのですが、今復縁したいと思っている方々は善因楽果ではなく、悪因苦果の習慣が身に付いているので苦しんでいる事にお気付きでしょうか?
悪因苦果の考えなので復縁する方法として自分を変えようとしても、自分に都合の良い考え方を持ってしまい、夏休みは長いんだし後でまとめて宿題をやれば終わるだろう!!!と先々の事を考えずに自分に都合の良い考え方で時間を使います。
その結果が、自分が好きな事をやる⇒自分磨きでメイクを変えたり髪型を変えたり、仕事を頑張ったりといった楽な方法に飛びついて復縁できません。
善因楽果の考えを持っていれば、元彼氏(元彼女)から指摘されていた問題点を改善し、その上で元彼氏(元彼女)があなたと別れを決断した問題点を改善する事に着手します。
悪因苦果の考えで辛い事は後回し、楽な事を先に片付けよう!!と考えるので結果として問題を先延ばしにして復縁に辿り着く事がないのです。
恋愛は一人で出来るものではありませんし、ましてや復縁は元彼氏(元彼女)という存在がいて初めて成り立つものです。
元彼氏(元彼女)が問題視してる点を自己満足で解消したと思い込むのではなく、元彼氏(元彼女)も含めた他人から解消されたね!と言われて初めて自己改善は上手くいった事にも繋がり、それが結果として元彼氏(元彼女)の信頼を勝ち取る事にも繋がるのです。
悪因苦果の考えで自己採点する人が周囲からの評価を得られる事はありませんし、自分は変わった!!と、あなたが自己採点した結果は周囲の評価とはかけ離れています。
善因楽果の考えを持って自己改善や復縁活動をする人と、悪因苦果の考えで自己改善や復縁活動をする人では同じ『復縁する為に自己改善してます!!復縁活動してます!!!』という言葉でも中身が全く異なりますし、中身が異なるので結果として復縁できる人と復縁できない人に分かれるのです。
あなたが自分は善因楽果の考えで『自己改善してます!!復縁活動しています!!』と口にするのは構いませんが、結果として復縁できてない事から目を背けていれば復縁できません。
本当に復縁したいなら悪因苦果の考えではなく善因楽果の考えで自己改善や復縁活動をしなければ、あなたが望む楽しい新学期の始まりには辿り着かない事もきっと分かって頂けると思います。
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