7月12日にこのようなニュースが報道されました。
「連続送信」容疑で弘前の男逮捕 改正ストーカー規制法、県内初 7/12(水) 22:40配信 デーリー東北新聞社
知人の女子学生につきまとい、電子メールなどを連続して送信したとして、弘前署と青森県警機動捜査隊は12日、ストーカー規制法違反の疑いで弘前市富田2丁目、会社員種市賢宏容疑者(26)を逮捕した。
逮捕容疑は4日から10日までの間、20代の女子学生宅に押し掛けたほか、無料通話アプリの「LINE(ライン)」を利用し、携帯電話に連続してメッセージを送信した疑い。
弘前署によると、種市容疑者は被害女性に対し、1週間で約80件のメッセージを送信したという。
6月14日に全面施行された改正ストーカー規制法で規制対象となった、「電子メール等連続送信」に関わる検挙は県内初めて。
デーリー東北新聞社
1週間に約80通ということは、平均1日11通ほど。
・・・それくらいの数であれば、送ってしまった経験があるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
この報道からわかるように、「お相手様が”ストーカーだ”と感じたら、その行為はストーカーとして逮捕される行為である」と認識を持つべきです。
復縁したいと思っていらっしゃるのであれば、絶対にやめましょう。
簡単に送信できるlineの落とし穴
弊社株式会社ジースタイルにご依頼いただくお客様には、最初にお相手様とのLINEの履歴を見せていただくことがあります。
その際にも感じることなのですが、五月雨で何通もお相手様にLINEを送ってしまうお客様がいらっしゃいます。
例えば、
「今日銀座に買い物に行ったよ。素敵な服があったから買っちゃった。今度会えるときに着ていくね。可愛いって思ってもらえたら嬉しいな。」
を、
「今日銀座に買い物に行ったよ。」
「素敵な服があったから買っちゃった。」
「今度会えるときに着ていくね。」
「可愛いって思ってもらえたら嬉しいな。」
と分割式で送る方です。
仲が良いときであれば、それでも問題はないかもしれません。
しかしそうではないときに、短時間に何通も連続してLINEを送られたら、送ってこられるほうはどう感じるでしょうか?
すでにお客様に対して良い印象がないときであれば、
- 連続してちょこちょこ送ってきてウザい
- どうでもいい内容だ(と感じる度合いが高くなる)
- 既読がついたからって、かまってほしくて何通も送ってきてくるんだろう
- 面倒だから通知を切っておこう
となってしまい、既読すらつかなくなってしまう可能性が高くなります。
仮に既読になったとしても、「また送ってくるかもしれないし」と既読スルーのままで返事がもらえない確率のほうが高くなるでしょう。
気を引きたくてこまめに声をかけているつもりかもしれませんが、逆にその行為をウザいと思われてしまっては、元も子もありません。
また、そのように分割式でLINEを送るということは、文章を推敲しておらず、思いつきで衝動的にLINEをしている風に受け取られてしまいます。
これについても、仲が良い状態であればそのような行為も流してもらえるかもしれませんが、そうでない状態ならば、ネガティブな印象を与えかねません。
電話よりもメール、メールよりもLINEは、簡単にお相手様に自分の状況や気持ちを伝えることができます。
しかし、簡単だからこそ、使い方を誤ると、お相手様に悪い印象を持たれてしまう機会を非常に多くしやすいのです。
きちんと推敲を重ねる
復縁したいとき、そして復縁したいときに限らず、コミュニケーションで大切なことは、いかにお相手様の好むかたちで自分の意図を伝えるかです。
お相手様が好む形を考えるあまり、自分の意に沿わないことばかりを伝えても意味はありません。
かといって、自分の意図を伝えることに注力しすぎてお相手様が返信しにくい内容を送っても返信はきません。
どうやって「自分(お客様)」と「お相手様」を両立しながらコミュニケーションをとるかを考えなければ、独りよがりな語りかけでは、聞いてもらえるはずがないのです。
一度”ストーカー”と思われてしまうと、もしくは警察からストーカーとして注意や警告、種市容疑者のように逮捕をされてしまうと、復縁へのハードルは非常に高いものとなってしまいます。
客観的に
- お相手様が返事を送りやすい内容であるか
- 自分の意図をきちんと伝える内容であるか
を考え、推敲を重ね、その1通が人生を決めるくらいの覚悟を持って送信するようにしましょう。
- ※ライン、メール、手紙についての参考ブログ記事
- ⇒ラインを使って復縁を考える前に
- ⇒何度もLINEをしてしまう方は、ぜひお読みください