ロミオメールというのをご存知ですか?
ロミオメールの「ロミオ」とは、かの有名なシェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」に登場するロミオのことを指します。
戯曲に登場するような甘く甘く、そしてクサいセリフで男性から女性に対して復縁を願うメール(またはライン)を送信すること、またその文章そのものをロミオメールと現代では呼びます。
さて、そのロミオメールですが、送った側は「自分の気持ちを正直に書いた」「最大限の愛の言葉を綴った」と思い込んで送ってしまいますが、受け取った側が今それを読んでどう思うか?という視点が抜けているものが多く、復縁には全く結びつかない内容になっていることが多くあります。
今回はロミオメールの紹介と、その文面の何が問題なのかを解説致します。
ロミオメール例:こうなったのは、相手のせい
※これは実際に復縁したい男性が送ったロミオメールです。弊社の創作ではありません。
件名:愛してる
君の目を見て愛してると言わなくなって何年が過ぎただろう。
居なくなって初めて気付いた君からの痛いほどの愛情。
今なら君がどれだけ僕を愛していたか分かるような気がします。君の世界には僕しか居なかったんだよね?
それなのに、僕は行為を寄せてくれる(不倫相手)ちゃんの好意を断ち切る勇気がなくて受け入れてしまった。
優しすぎる男はそれだけで罪なのだと気付かされた1年でした。(中略)
意地を張りすぎるのは君の悪い癖だね。
でも心配いらないよ。
初めてプロポーズしたあのレストランで明日7時に待ってます。
そこからまたやり直そう。君の大好きな(元旦那)より。
総評:問題点が多すぎてどれから指摘すればよいかわからないレベルです
読んでみてどう思われたでしょうか?
久しぶりの連絡がコレというのは非常に重いですし、最終的には相手が連絡をくれないことに対して意地を張っていると評価してそれを悪い癖だと言っています。
浮気をした言い訳もしており、その言い訳についても自分に酔った内容です。
受け取った側はどう思うでしょうか?
このメールを読んで、「返事を送ろう」や「会いたい!」と思うでしょうか?
勘違いも甚だしく、そんな風に思ってくれるわけがありません。
というか、気持ち悪い内容です。
まず、久しぶりであれば久しぶりであるなりの導入が必要ですし、相手に振り向いてほしいのですから、(へりくだって相手にゴマを擦る内容を送るのは間違いですが)自分がどう思っているかを長々話すのではなく、相手の気持ちを聞きだせる内容を送らなければなりません。
それらが一切できていないこのロミオメールは、落第を飛び越えて退学処分レベルであり、復縁に結びつく内容では全くありません。
むしろ無事に受信してもらえたことが奇跡であり、このままブロックされる未来しか見えないものになっています。
ロミオメールにならないためには
ロミオメールにならないようにするために大切なことは、先にも書きましたように受け取った側が今それを読んでどう思うか?との目線を忘れないことです。
一番良い方法は、送信前に周りの人に文面を読んでもらってどう思うか感想を聞くこと(=添削してもらうこと)でしょう。
ひとりだけの目線で書く文章は、どうしてもひとりよがりになってしまいます。
しかも復縁したい復縁相談者様はその気持ちが強いわけですから、尚更でしょう。
そのために、他人の目を入れてひとりよがりを防ぐことは重要です。
しかし、読んでもらうことについて注意すべき点もあります。
それは、悪い点も正面から指摘してくれる人に読んで添削をしてもらうことです。
例えば復縁相談者様自身のご家族に見てもらっても、復縁相談者様の味方であることのほうが多いために、耳ざわりの良い甘言しか言ってもらえない可能性のほうが非常に高くなってしまいます。
それでは見てもらう意味がありません。
「ここの文章は良くない」「こんなの送ったら気持ち悪がられるよ」といった悪い点をストレートに言ってくれる相手を選んで添削してもらいましょう。
ラインやメールは簡単に送信できますが、簡単に送信できる反面、文章として後に残るために、悪い内容を送ってしまうとそれが尾を引くことになりかねません。
一通入魂、しかし相手を主体に置いた構文をする。
難しいかもしれませんが、それができなければ復縁はできませんので、がんばりましょう。
もし構文でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
- ※ライン、メール、手紙についての参考ブログ記事
- ⇒連絡取れないだけと連絡取れなくなったは状況が違う
- ⇒復縁したい時にどんなラインを送る?ラインの送り方を間違えれば復縁できない