復縁したい相手のことを思い浮かべたときに、「あの人こそ自分の運命の相手だ」と感じる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
「好きだ」という言葉では表現しきれない程の情熱を感じ、別れてしまった今でも愛する気持ちは何ひとつ変わらず、相手のためならどんな苦労もどんな努力も厭わない覚悟がある。
どうしても忘れるなんてできないし、自分がしてしまったことを考えれば諦めることが道理と理解しているけれど、それでも好きな気持ちを消すことなんて出来ない。
上記のように悩み、ギリギリの気持ちで復縁に悩む日々を過ごしている復縁希望者さんは、どれほどいらっしゃるでしょうか?
しかし、残念なことをお伝えしなければなりません。
「運命の相手だ」と強く想い情熱を燃やして、ギリギリの気持ちで復縁を目指しても、復縁成功に至ることはできません。
復縁成功は情熱だけではどうにもならない
復縁に情熱は必要です。
しかし、強すぎる情熱は時として現実を歪めてしまい、行動の抑制を阻害し、本来見るべき今発生している問題を見え辛くさせてしまいます。
復縁を仕事に置き換えて考えてみましょう。
仕事を頑張る人は素敵ですよね。
しかし、プライベートを全て蔑ろにし、友人との約束を守らないだけでなく、自分自身が身体を壊しても働き続ける人を見たとき、他人はどう評するでしょうか?
仕事に情熱を持ちすぎて、熱中を通り越して熱狂している姿はどう見えますか?
ワークホリック、仕事中毒、病気だと見るのです。
仕事ですら、情熱だけで突き進み続ける人を他人は病気だと感じるのです。
これが復縁なら?
復縁したいからと情熱だけを武器に邁進し、相手のことも自分のことも大切にしない方法で悪い方向に熱中する人を、他人はどう思うでしょうか?
他人というよりも、「復縁したい」と思われている相手はどう感じるでしょう?
病的な情熱を持って周りのことを見る余裕なく猪突猛進に「復縁しよう」と働きかけてくる人は、シンプルに、「素敵」だと思えるでしょうか?
ストーカーなどが良い例です。
「好きだから諦めきれない。会って話せば分かり合える。少しでも自分の話を聞いてもらえたら。謝らせてもらえたら、きっと気持ちが通じるはずだ」
と仰りながら弊社に復縁相談をくださった方が実際にいらっしゃいましたが、第三者視点で客観的に見たとき、
「好きだから諦めきれない。会って話せば分かり合える。少しでも自分の話を聞いてもらえたら。謝らせてもらえたら、きっと気持ちが通じるはずだ」
との言葉は、「気持ち悪い」と評されても仕方のない言葉です。
「好きだから諦めきれない。会って話せば分かり合える。少しでも自分の話を聞いてもらえたら。謝らせてもらえたら、きっと気持ちが通じるはずだ」
との言葉はどうして気持ち悪いのか?
理由は簡単です。
好きな気持ちを錦の御旗のように掲げて正義のように振舞っているだけで、実際は自分の気持ちしか考えていない言葉だからです。
- 好きだから諦めきれない ⇒ 相手は「もう好きじゃないから諦めてほしい」と思っている
- 会って話せば分かり合える ⇒ 相手は「会って話しても無駄だから会いたくない」と思っている
- 少しでも自分の話を聞いてもらえたら ⇒ 相手は「話したくない」と思っている
- 謝らせてもらえたら、きっと気持ちが通じるはずだ ⇒ 相手は「謝罪なんていらないからもう関わらないで」と思っている
復縁したいと強い気持ちを持っていて、復縁したい相手のことを「運命の相手だ」と思っている方は、上記の箇条書きを読んでいかがお感じになりますか?
「自分の運命の相手はそんなことは思ってない!」と思いますか?
いいえ、思っているんです。
だから復縁出来ないのです。
だから、情熱だけでは復縁が出来ないのです。
運命の相手と復縁成功させるには?
運命の相手と復縁成功させるために重要なことであり基本なことは、「自分にとっての運命の相手だ」と思えるほどに愛しく大切であるならこそ、自分自身の情熱よりも相手の気持ちを考えて優先してあげることです。
相手が今の復縁希望者さんと「会いたくない」「話したくない」と思っているのであれば、相手の気持ちを考え優先してあげて、会おうとしたり話そうとしてはいけません。
会うことがダメで話そうとすることもダメなら復縁なんて出来ないのでは?とお思いになるかもしれませんが、少なくとも相手が「会いたくない」「話したくない」と思っている状況で会って話したところで復縁出来ないのであれば、会おうが会うまいが復縁出来ないのですから同じことです。
だったらまずは、相手が「会ってもいい」「話してもいい」と思ってくれるレベルに自分自身を引き上げることを最初は優先させるべきではないでしょうか?
例えば相手が「話を聞いてくれない」との動機で別れを決意して「もう会いたくない」と思っているのであれば、最低限「話を聞いてくれる」と思ってもらえるレベルまで自分自身を成長させ、コミュニケーション能力を鍛えて人の話を聞ける人にならなければなりません。
「浮気をしたとこが許せないから別れる」との動機で「もう話したくない」と思われているのであれば、信用がなくなっているわけですから、信用してもらえる人とは?を考え、最低限信用してもらえる人にならなければなりません。
自分自身のレベルを引き上げることをしないままにフラれたときの状態の自分でい続けるなら、会おうが会うまいが、話そうが話すまいが、どの道復縁は成功出来ないのです。
逆に言えば、自分自身のレベルを引き上げる努力をし実際に相手が求めるレベルまで到達するから始めて相手と会う意味や話す意味が生まれ、運命の相手との復縁を成功させることが出来る余地が生まれるのです。
運命の相手と復縁したい情熱の使い方を間違う前に
復縁を失敗させる人に多い過ちが、復縁したい情熱の使い方を間違えることです。
復縁したい情熱の使い方を間違え、自分自身のレベルを引き上げることではなく相手へ接触して「何とかして話そう」「何とかして会おう」とした結果、相手から嫌われて復縁を失敗させてしまいます。
情熱は、使い方を誤れば、どれほどの運命を感じた相手であっても失ってしまうのです。
前項で紹介した「自分自身のレベルを引き上げるために情熱を使う」というのは、復縁を成功させるための情熱の使い方の一例です。
情熱は、正しい方向に活かしていけば、復縁成功を引き寄せる必要不可欠な存在にもできます。
- 運命の相手を手放したくない
- 運命の相手との別れなんて耐えれない
そう思って絶対に復縁をしたいとお思いの方は、復縁するための情熱の使い方を、決して間違えないでください。