復縁に失敗する人の多くが自分を肯定して元彼(元彼女)を否定します。
復縁したいなら元彼(元彼女)を肯定し、自分を否定しなければならないのですが、ほとんどの方が逆の考え方をします。
別れを決断した元彼(元彼女)を否定すれば復縁から遠ざかります。
別れを決断された自分を肯定しても復縁から遠ざかります。
弊社では『復縁を考えるなら考え方が間違っていますよ』というアドバイスをさせて頂く機会が多いのですが『自分を肯定しているつもりはない…』と、自分を肯定している事に気付かない人も大変多くいらっしゃいます。
自己肯定と復縁は相容れないものであり、何故自己肯定をしていれば復縁できないのか?について掲載させて頂きますので復縁したいなら、あなたが自己肯定していないか?
自分を否定するってどういう事?について参考にして頂ければと思います。
Contents
自己肯定は簡単に言えば『自分は間違っていない』という考えです。
自分は間違っていないという考えは元彼(元彼女)を否定し、元彼(元彼女)に問題があるという考えになります。
自分は間違っていないのですから、相手がいる問題に関しては『相手が間違っていますよ』と暗に示します。
自分は間違っていないという考えに賛同してくれる人は沢山いると思いますが、賛同してくれる人は皆、あなたの肯定に対して間違った主張ではないという判断をしてくれるから肯定してくれます。
しかし、別れを告げた元彼(元彼女)は、あなたを肯定していません。
あなたを否定しているから別れに到った訳です。
あなたが自分を肯定しても、元彼(元彼女)があなたを否定しているのは見方が全く異なるから否定しているのです。
自分は間違っていないという考え方を続ければ、元彼(元彼女)が間違っていると伝えている状態になり、否定され続ける元彼(元彼女)はあなたと復縁したいと思うでしょうか?
双方が間違ってないと主張する時はどうすればいい?
双方が間違っていないと主張する際に、どちらかが間違っている!と考えるのは意味がありません。
どちらも肯定しているのですから、どちらも自分の考えは正しいと思っている訳です。
お互いに肯定している者同士が関係を構築するには、どちらかの考えに寄り添わなければなりません。
お互いに主張を繰り返せばお互いの言い分があり、お互いに言い分があるのですから論破しようとしてもお互いに納得出来る関係を構築する事は出来ないのです。
自分は間違っていない!!という考えを復縁したい側が持っている場合、元彼(元彼女)が復縁したい側に寄り添う考えを持たなければ復縁に到る事はありません。
しかし、復縁を目指す場合、元彼(元彼女)が寄り添って来てくれる事はほぼ皆無であり、復縁したい側が元彼(元彼女)に寄り添う姿勢を見せなければなりません。
双方が間違っていないとお互いに自分を肯定し続ければ交渉は決裂し、復縁に繋がらない事はご理解頂けるかと思います。
恋愛やケンカは1人でするものでないけれど自己肯定し続ければ…?
恋愛に限らずケンカはどんな問題でも片一方が悪い事はありません。
問題が発生した場合は二人の問題になります。
二人の問題であるにも関わらず自分を肯定する考えは元彼(元彼女)の問題であると伝え、自分は悪くないと言っている事と同様になります。
ケンカは一人では出来ません。
2人以上でケンカはするものです。
例えばAさんとBさん方がいてAさんとBさんの考え方は人間である以上、異なります。
AさんがBさんに「Bさんは××だよね」と言った事で、Bさんが「Aさんは何でそんなにデリカシーのない事を言うの?」というケンカをしたとします。
Aさんにしてみれば『何でそんな事位で怒るの?』という気持ちになり、Aさんに全て原因があるのか?と言われればAさんだけが悪い訳ではありません。
デリカシーのない発言をしたAさんにも原因があるかもしれませんが、Bさんがケンカにならない様に対応する事でAさんとケンカにならない事も出来ます。
Bさんが自分を肯定し、『発端はAさんがデリカシーのない事を言ったんだからAさんが悪い』と自分の対応について考えられなければAさんと仲直りするにはAさんが『自分が悪かった。仲直りしよう』と言わなければ仲直り出来ません。
しかし、Aさんは『自分は確かにデリカシーのない言葉を発したけど、だからと言ってそんな対応しなくても…それだったらメンドクサイ人と付き合っていても嫌な気持ちになるし仲直りしなくてもいいや』とBさんとの仲直りをしたいと思いません。
Bさんにしてみれば事の発端はAさんが作ったんだから、BさんにAさんが謝るのは当たり前、自分の対応も間違えたかもしれないんだからAさんも直して欲しい。と考えます。
残念な事にAさんは『Bさんとの関係は続けたくない。仲直りしなくていいや』と考えているのでBさんに謝る事はありません。
Aさんは仲直りしたくない=復縁を望んでいないのですからBさん自身は自分が悪いところもあるけれど…と考えています。
仲直りしたくないと考えているAさんに、Bさんは『自分も悪いけど事の発端はAさんだから』という話しを持ち掛けますが、仲直りしたいと思っていないAさんにしてみれば『そんなに言うなら仲直りする必要ないよ』という気持ちになります。
確かに自分は悪いのかもしれないけどBさんだって…というのが復縁を目指して自己肯定している人達のやり取りになります。
自己肯定する前にAさんの気持ちになって考えてみよう
上記の様な状態でAさんは仲直りしたい(復縁したい)と思うでしょうか?
『Aさんがデリカシーのない事を言ったんだから全ての問題はAさんでしょ!!Bさん悪くないでしょ!!』と思った方、あなたは復縁出来ません。
ケンカ両成敗という言葉がある様にケンカはお互いに悪い部分があります。
Aさんは自分のした事を分かっていながらBさんとは仲直りしたくない。
仲直りして関係性を築いていくメリットよりもデメリットの方が大きいと考えているから仲直りを望んでいないのです。
- 仲直りしたくないな…
- 他の人と仲良くした方が良いな…
- Bさんは自分には合わないな…
- もっと自分に合う人いると思うし、他の人を探して仲良くしよう。
- 人間はいっぱいいるんだし、合わない人と仲良くしても仕方ない。
- 無理をしてBさんと仲良くする必要ないし連絡なんてしなくていいや。
- この際だからラインもブロックしちゃえ~電話も着信拒否しちゃうか~
というのがAさんの気持ちです。
AさんはBさんと仲良くしたい(復縁したい)と思っていない
Bさんは事の発端は…とAさんの発言に対して考え、対応のまずさを自分なりに反省しているので『自分も悪いけど…』という言葉を発します。
しかしAさんはBさんと仲直りをしたいと思っていない。
BさんはAさんと仲直りをしたいと思っている。
その結果『事の発端はAさんだけど、自分も悪い所があったから仲直りしよう』というBさんの提案は『仲直りしたいと思ってないから仲直りしません』と断られてしまいます。
Bさんにしてみれば『Aさんが事の発端なのに何で仲直りしないの?おかしいじゃない?』という考えになりますが、そもそもAさんは仲直りする気がないにも関わらずAさんが事の発端でしょ?と言われる事に理解を示せません。
お互いに仲直りをしたいのなら『自分がデリカシーがなくてごめんね』とAさんが言い『自分こそ対応間違えちゃってごめんね』とBさんが言う事で仲直りする事が出来ます。
仲直りしたいなら『自分も悪いけどAさんも悪いんだから』という言葉はどこにも出てきません。
『自分も悪いけど…』という言葉は自分のした事を認めてない
自分も悪いけどという言葉は『Aさんが悪いから自分の対応が悪かった』という自分を肯定する言葉になり、自分を肯定する言葉には相手が悪いという言葉が含まれます。
文字では自分も悪いと悪いという文字が含まれていますが、実際には悪いと思っていないけど、とりあえず謝るという言葉になります。
仲直りしたいと思っていない人に、『あなたが悪い』と伝えて仲直りしたいと思ってくれる人はいますでしょうか?
Aさんにしてみれば仲直りして、またデリカシーのない言葉を言ってケンカになる位ならデリカシーのない言葉でケンカにならない人と仲良くしたいと考え、Bさんと仲直りする必要はない。と考えます。
仲直りをする必要がないと考えていたAさんはBさんの『自分も悪いけど…』という言葉は更に仲直りする気が失せる発言になるのです。
本当に悪いと思っている人は自分を肯定しない
本当に悪いと思っている人が自分を肯定する事はありません。
例えばコンビニでパンを万引きをした子供がいたとします。
万引きした子供が「だって盗れる所に置いてる方も悪いでしょ?」と言った時に『反省しているね。お店も悪いよね』と言ってくれる大人はいません。
万引きをした自分も悪いけれど盗りやすい所にパンを置いている店も悪い。と子供が自分がパンを盗った事を肯定したらどう思うでしょう?
反省とは無縁で、また万引きするだろうな…と思わせてしまうのです。
万引きした事の重大さに気付き、本当に反省している子供はコンビニにパンが盗りやすい所に置いてあろうと盗む行為をした欲求に負けた自分を否定します。
自分が悪い事をした気持ちが問題であり、パンが盗りやすい状態だったという言い分を口にしません。
自分を否定して悔い改めるので反省しているんだな…と判断出来、盗った事を正当化する様な自己肯定をする万引きした子供に反省の態度は見られません。
子供の気持ちに『ごめんなさい。許して下さい』という気持ちがあるか『早く許してくれないかな』という気持ちの有無で出て来る言葉も変わります。
本当に悪いと思っている子供が店側の非難をするでしょうか?
自分を肯定し、元彼(元彼女)を非難するのは店を非難する万引きした子供と同様になります。
復縁したいなら自己肯定していれば何も伝わりません
人は弱い生き物なので自分を否定する事は中々出来ません。
自分を否定出来ず肯定する為、復縁とは程遠くなってしまうのです。
別れには原因があり、原因があるからこそ別れを告げられて復縁したい方の多くは別れの原因を解明しようとせず、自分を肯定したまま復縁を目指します。
別れを告げられたという事は自分を否定されているのですが、否定された自分を肯定していては元彼(元彼女)から復縁したいと思われる事はありません。
自分を否定するからこそ元彼(元彼女)の肯定を受け入れる姿勢を作る事が出来、初めて復縁を意識させられます。
元彼(元彼女)が別れを告げた部分を肯定し、自分の考えを否定するから元彼(元彼女)に受け入れてもらえる姿勢を作る事が出来るのですから、自己否定ではなく自己肯定をすれば縁を取り戻す事は出来ません。
復縁したい側にも言い分は勿論あるかもしれませんが、元彼(元彼女)の言い分を受け入れる姿勢を作れなければ自分の意見を伝える事が出来ません。
復縁を目指すなら元彼(元彼女)の意見を肯定し、自分の意見を否定しなければ肯定する者同士意見がぶつかり、復縁は出来ません。
社内で自己肯定して上司に認められますか?
会社で上司に間違いを指摘されて自分は間違っていません。と伝えて「君は正しいね」と言ってくれる上司がいますか?
殆どの上司が『間違ってるくせに認めないなんて仕事が出来ない奴だな…重要な仕事は任せられないな…』となりませんか?
意見を交換し合うミーティングなら意見をぶつけ合う話し合いの姿勢を作れているので、自分の意見をぶつける事は上司としても喜ぶべき事になります。
しかし、仕事を失敗している状態で『この失敗は契約した会社が悪い!』と自分の失敗ではなく失敗を他社のせいにする部下がいたらどう思いますか?
自分を肯定して「取引先が…」と取引先のせいにする部下に対して上司はどう感じるでしょう?
恋愛とビジネスは違う。と思うかもしれませんが人間関係に関しては恋愛もビジネスも大差はありません。
自分を肯定すれば復縁は難しくなるという事をご理解いただければと思います。
自己肯定と復縁は矛盾があり過ぎて交じり合う事がないのです。
自己肯定と復縁が交じり合う事がないのは、ここまで読んで頂いた方なら分かると思います。
自己肯定したまま復縁する為に自分を受け入れてもらおうとしても受け入れ姿勢は出来ません。
自分を否定するから否定した新たな自分を受け入れてもらう姿勢を作れますが、自己肯定を続け、一度NGを出された自分を受け入れてもらおうとすれば矛盾が生じるのです。
復縁したいから元彼(元彼女)を受け入れる。
復縁したいから元彼(元彼女)に受け入れてもらう。
どちらが正しい復縁する方法でしょうか?
別れを告げられたにも関わらず自己肯定し、『自分は間違ってないけど受け入れて下さい!』という方は自分の言っている事に矛盾が生じている事に気付かなければなりません。
復縁は元彼(元彼女)の要求を受け入れる事であって自分の要求を受け入れてもらう事ではありません。
自己肯定しながら復縁活動をする人は自分が如何におかしな事を言っており、復縁を意識させられない事を理解しなければ永遠に復縁が叶う事はありません。
要求は求められる側が出すモノであり、求めている側が出すモノではありません。
復縁したい要求を伝えて更に考え方を改善しろという要求を伝えれば求められる側の元彼(元彼女)が復縁を受け入れてくれないのは当然です。