お相手様からされてしまった別れ話。
「別れたくない」との気持ちを伝えたら、「考えさせてほしい」との返事をもらったお客様がいらっしゃいます。
・・・でも、「考えさせてほしい」ってどういうこと?
相手は何を考えているのだろう?、いつその考えの答えができるのだろう?、そんな風に悩んでしまいますよね。
「考えさせてほしい」の意味
まず言えることとして、その真意・本意は誰にもわかりません。
心の中身の100パーセントは、お相手様自身だってわかることはないでしょう。(お客様自身も、自分の心の全てはわからないと思います)
それを前提として「考えさせてほしい」の真意・本意を考えるためには、お相手様の立場になって考える、というのが手段のひとつです。
考える、その理由
まずは真意・本意そのものよりも、「考えさせてほしい」=「考えるために時間をもらいたい」と言う意味を考えましょう。
少なくとも何も考えていない、また、ただただ急を要する形で別れたいわけではないということはわかりますよね。
何故なら、本当に1分1秒でも無駄にしたくなくて、お客様自身と話すことを全面的に拒否しているのであれば、「考えるために時間をもらいたい」とはならずに、お客様に破局について食い下がられた時点で「いや、無理だから。お願いだから別れて」となるでしょうし、最悪それすらなく音信不通コースになるでしょう。
「考えさせてほしい」=「考えるために時間をもらいたい」との言葉が出るということは、お相手様には何かしらその別れ話の機会だけで済ませるのではなく「ちゃんと双方納得して別れたい」と考える理由があるということだけはわかります。
これはどういう意味か?
「考えさせてほしい」と言われたときに、必要以上に食い下がって別の機会を作ることを拒否しなくても良いということです。
勿論「考えさせてほしい」と別に話し合いの機会を作ることを匂わせながら手のひらを返す人もいますが、それは上記の”必要以上に食い下がった”結果です。
失敗さえ犯さなければ、「考えさせてほしい」との返答の後にもう一度会って話す機会を作ることができます。
機会を作れるということは、別れてしまう可能性を下げることもできるということです。
自ら復縁の可能性を潰してしまわないように、無駄に食い下がることはやめましょう。
相手は何を考えている?
さてでは本題です。
お相手様が何を考えているか?
その実態は、先にも書いたようにお相手様にもわからないことが多くあります。
今回はリアルなお話をさせていただきたいので、今まで弊社で承った案件の復縁調査で、お相手様へ直接聞き取りをしたからこそ判明した「考えていた内容」をいくつか紹介しましょう。(※勿論お客様からの御依頼で聞き取りをしていることがバレないように実行致します)
「このまま別れていいのか考えていた」
改めて「別れたくない」との好意の言葉を聞いたことで心が揺れて、でも直接会っている状態では落ち着いてしっかり考えることができないから、一度解散してひとりで考えたい。
「どう言えば別れに納得してくれるか考えていた」
話し合ったけど別れたい気持ちが変わらなかった。
でもその状況(特にお客様側が頭に血が上っているパターンが多くあります)では納得してくれそうにないから、頭を冷やしてもらうためにも時間が必要で、そのために「考えさせてほしい」と伝えた。
「話し合いに疲れたから寝たかった」
話の内容そのものより、別れ話が長時間になったことで疲れたから休みたくて「考えさせてほしい」と言って場を離れたかった。
上記とほぼ同じ意図で、次の日も仕事で早く寝たかったから、「考えさせてほしい」と言って解散したかった。
向き合う気はあるけれど、その日は単純に疲れた、または疲れていた。
「自分から別れ話をした手前、やっぱりやめようとは直後に言い辛い」
別れの話し合いをしている過程で復縁をする気になったけれど、自分から別れ話をした手前「やっぱり別れない」と直後には言い辛いため、考えを翻しても違和感がないように一旦解散したくて「考えさせてほしい」と言った。
まとめ
ご覧になってみて、いかがでしょうか?
結論として言えることは、「考えさせてほしい」と言うお相手様の多くは、その理由関係なく何にしろ「時間がほしい」と思っていることは間違いないということです。
そうやって時間がほしいと考えているお相手様に対して、例えば「どうしてなの?」「今話して決めようよ」「考えさせてほしいって言ってそのまま流すつもりなんでしょう?」「はっきりさせてほしい」といった具合に責め立てることは良いことではないことは、お客様にもお分かりいただけると思います。
はっきり早く結論を出してほしいお客様のお気持ちもわかりますが、お客様の叶えたい一番の望みが【別れたくない】(=復縁したい)ならば、責め立てて別れる可能性が高くなることはすべきではないでしょう。
もし今実際に「考えさせてほしい」と言われているお客様は、お相手様は何を考えているのか?何故考えたいのか?を考えてみてください。
そうやってお相手様のことを優先して考えることが、破局を防ぐコツです。
- ※元恋人への対応についての参考ブログ記事
- ⇒復縁したい相手と何を話し合うのでしょう?
- ⇒デッドボールや暴投、していませんでしたか?