厚生労働省のホームページに司法統計から見た離婚というデータがあり、内容としては最高裁判所では調停及び審判による離婚について家事婚姻関係事件票により調査し、【司法統計年報 3家事編】でその結果の公表をしているという但し書きがされている為、離婚裁判に於いて離婚理由として挙げられるものとして掲載されているデータになります。
司法統計を見ると離婚の理由は男女で大きな違いがある事が分かりましたが、結婚に憧れている方々にしてみればこんな理由なら何で結婚したの?と思うかもしれません。
旦那に離婚を言い渡された…
妻に離婚を言い渡された…
でも夫(妻)が離婚したい理由が分からない…という相談者様も多く、自分は夫(妻)として家庭を大事にしていたのに、何故離婚を言い渡されなければ…と復縁相談時に夫(妻)に対する不満を口にする相談者様もいらっしゃいます。
別れたくないけど離婚したい理由が分からないのでどうしたら良いのか?といったお悩みを抱えている方々は資料の一環として参考にしてみてもよろしいかと思いますが、離婚したい動機については複数を選べるシステムのようですから、一つ一つの理由よりも複数の理由が合わさって夫(妻)が離婚を考えてしまう様になった…とお考え頂く方が正しい見方かと思います。
1位:性格が合わない
2位:家族・親族と折り合いが悪い
3位:異性関係
4位:同居に応じない
5位:精神的虐待
6位:異常性格
7位:浪費
8位:性的不満
9位:家庭を省みない
10位:暴力を振るう
1位:性格が合わない
2位:暴力を振るう
3位:異性関係
4位:生活費を渡さない
5位:精神的虐待
6位:浪費
7位:家庭を省みない
8位:家族・親族と折り合いが悪い
9位:酒を飲み過ぎる
10位:異常性格
男性と女性の離婚したい理由をランキング形式にすると共通点は多いのですが男性は男性の親族との関係で折り合いがつかないので離婚を考える事も多く、女性が男性の家に嫁ぐというイメージが強く残されている印象もあり、嫁姑の関係など夫婦の問題ではなく家系の問題が理由で離婚を考えるケースも多くあります。
男女ともに1位の性格が合わないというのは、結婚前に気付かないの?と感じる方が多いと思いますが、結婚前はお互いに良いところを見せるように振る舞うので結婚後に同居して初めてお互いの本性を知る事になり、日々の生活を送る事で夫(妻)の嫌なところが鼻についてしまい、一緒に居ても苦痛になり、性格の不一致を掲げて離婚を考えるケースになり、この問題に関して言えば復縁で一番大切な自己改善をすれば離婚せずに済む問題であるとも言えます。
離婚も含めて別れたいと決断される理由の一番が性格が合わないという事ですが、性格が合う、合わないというのは復縁相談をいただいていると性格の不一致ではなく考え方の違いが主であり、お互いの考え方をお互いが押し付けたり受け入れようとしなかったりで共に生活する事が難しいと判断されるケースが多いのです。
暴力を振るう事や生活費を渡さない、浪費癖、家庭を省みないといった目に見えて分かる様な理由とは異なり、気付けないので離婚を考えさせてしまうのですがモラハラやDVといった分かり易いものが離婚の原因であったり、不倫が理由で離婚を考えさせてしまう事もありますが離婚で一番多い理由は合わないと感じさせてしまう事だと気付く方は少ないのです。
何かをしたから離婚を考えさせてしまった…という何かはモラハラやDV、不倫のように分かり易いものではなく、自分では気付かない事で夫(妻)に不満を与えてしまい、夫(妻)に知らず知らずのうちに不満を与えているので結婚していても離婚という二文字が浮かび上がるのです。
男女共に司法統計で離婚したい理由の1位は性格が合わないであり、性格が合わないので離婚したい!!と回答する男性は64%、女性は46、7%ととても高い割合となっています。
夫婦と言えど所詮は他人同士であり、他人同士が婚姻関係を結ぶといった時点で結婚はスタートされるのですから他人同士が完全に性格が一致するのは難しいとは言え、離婚を回避したいなら相手との折り合いを上手く付けなければならないのです。
折り合いを付ける為には日々の会話も含めたコミュニケーションが求められますが、結婚して夫婦となり、他人同士とはいえ戸籍上は身内となった状態でもコミュニケーションが取れず関係を築く上でお互いを知る為の行動や言動が不足している事が分かります。
離婚したくない…という状況を作ったのは夫(妻)も悪いかもしれませんが、離婚したくないならあなたが夫(妻)の気持ちを汲み取ったコミュニケーションの取り方が出来なければならず、コミュニケーションが取れていないから性格の不一致といった離婚理由が司法統計で多い事も分かりますし、本当に離婚したくないなら夫(妻)とのコミュニケーションについて見直さなければならなかったのです。
離婚した後にコミュニケーションの取り方を学ぼうとする相談者様は多いのですが、最低限それをしなければ夫(妻)との復縁はありませんし、あなたが変わる事で離婚した夫(妻)との再婚も見えてくる可能性もある事から本当に復縁したいなら大切な事は何か?に気付いて頂ければと思います。