
突然「離婚したいです」と伝えられ、弊社に復縁相談をいただくケースがあり、相談者様の動揺がとても伝わる事があります。
仲良く普通に暮らしていたと思っていたら突然「離婚したいです」という言葉を聞かされれば何が起きたのかも分からず、どうすれば良いかも分からなくなってしまうのも仕方がありません。
「離婚したいです」という言葉は、離婚を考えている。のように離婚を意識しだしたという状態ではありません。
離婚の決意を固め、離婚する意思を伝える決心がついたので「離婚したいです」という言葉が出てくるのですが、「離婚したいです」という言葉が出る前に問題を抱えていた事に気付かなければ離婚の意思を覆す事は難しくなるのです。
「離婚したいです」という言葉は日常生活を送っていた状態で突然言われればとてもショッキングな出来事です。
冷静に夫・妻の話しを聞かなければならないとしても冷静でいるのが難しい位に「離婚したいです」と言われた時の動揺は計り知れません。
- 子供がいれば子供はどうすればいいのか?
- 家のローンはどうすればいいのか?
- 親権は?
- 親族になんて伝えればいい?
- 会社の人にどう伝えれば?
- 出世がなくなるかも…
- 近所の目が…
- …etc
「離婚したいです」と言われた時は突然の出来事過ぎて様々な事が頭を過ります。
なぜ?昨日までは全然そんな感じじゃなかったのに…
「離婚したいです」と言われた後に頭を過る言葉は皆様変わりません。
そして、夫・妻と離婚について話し合い、離婚を受け入れられない事を伝えると、協議離婚に向けた話し合いが始まり、離婚したい側と離婚したくない側で意見が平行線になります。
平行線のやり取りは平行線のまま時が過ぎ、離婚についての話し合いは何も先に進まないまま時間が過ぎていきます。
時間が経てば「離婚したいです」という言葉を考え直してくれるかもしれない…という淡い期待を胸に、「離婚したいです」と切り出した方は着々と離婚に向けて準備を進めていきます。
時間の経過で離婚を考え直してもらえると思っていれば離婚の意思を固められているので時間が経てば経つほど離婚に向けて不利な状況を少しづつ作られていく事もよくあります。
例えば、「離婚したいです」と言われた後に離婚を踏み止まらせる為に、まずは家庭内別居や他に家を借りて別居生活を提案され、受け入れてしまう事で別居期間の実績を作られてしまい、協議離婚で離婚出来なかった後に調停離婚に持ち込まれてしまい別居期間を理由に離婚に有利に進められるケースがあります。
「離婚したいです」と言われてまだ大丈夫だと安心してしまうと離婚する為の流れを作られてしまい、離婚を回避しようと今までとは全く生活スタイルを変えたりすれば、ここまで追い詰めなければ変えようとしてくれないんだ…と逆に離婚の意思を固められてしまいます。
もちろん「離婚したいです」という言葉はどこまでの意思決定なのかは本人しか分からない事です。
『別れたい…』という言葉を試す為に使う方もいらっしゃいますし、「離婚したいです」という言葉の本気度は人それぞれです。
しかし、本気ではないかも…と甘い考えをして時間の経過を待てば意思を固められる事も考えなければなりませんし復縁は難しくなります。
本当に復縁したいなら「離婚したいです」と言われた後の正しい行動が求められます。