他人の気持ちがわからない方から復縁相談をいただくことがあります。
相手のプライドや人間性、考え、生き方を否定し傷付けることを言う・・・までは不注意でしてしまうことはあるかもしれませんが、受けた衝撃の結果として相手が行った行動について衝撃を与えた側が被害者感情を持つようになってしまっては、復縁はかなりの確率で困難になってしまいます。
今回は、復縁が困難になるレベルの他人の気持ちがわからない復縁相談者についてご紹介させていただきます。
過去の過ちにより破局に至った?復縁希望者
まずは、先日頂いたとある復縁希望者の復縁相談の内容をご紹介いたします。
※プライバシーに配慮の上、一部内容を改変しています
半年付き合った彼女にフラれてしまいました。
恥ずかしながら僕には前科があります。
といっても、殺人だとか強盗だとかではなく、自転車窃盗です。(酒を飲んだ帰りに駅前に放置されていた自転車に乗っているところを職務質問され逮捕されました)
大した罪ではないと言うつもりはありませんが、正直そんなに大きな罪でもないし、僕自身「前科がある」という事実は重く受け止めていますが、そんなに大きな問題になるとは思っていませんでした。
別れる1ヶ月くらい前に、僕の友人たちに彼女を紹介しました。
将来は結婚も考えているし、仲間内に紹介しておきたいなと思ったんです。
紹介の場は居酒屋で、みんな(僕と彼女と仲間5人)でワイワイと飲んで話してしていました。
その飲み会の最中、酒に酔っ払ったひとりが僕の前科について、ポロッと言ってしまったんです。
やばいことを言ってくれたなと思いました。
しかしそんな大したことではないしと思っていたので、警察の職質がどんな感じだったとか、起訴されたときのこととかを笑いながら話してしまいました。
話の流れで冗談と言うか、笑い話になればいいなと思ったんです。
彼女もその場では笑っていました。
ですがその飲み会以降、彼女からラインの返事がなかなか来なくなったり、電話に出てくれなくなりました。
不穏な空気を察した僕は、もしかして前科のことかなと思いつつ、彼女に会って話すことを求めました。
そしたら彼女から、「本当に申し訳ないのだけど、誰かの盗んで逮捕されただけならまだしも、盗んだ出来事を笑える人と将来家庭を築ける自信がありません。ごめんなさい」とラインが来ました。
(☆)放置されていた自転車に乗って、運悪く職質されたことで捕まってしまっただけなのに、と感じた僕はパニックになってしまい、彼女に対して怒ってラインを送ってしまいました。
「そんな昔のことにこだわるの?ただ放置されてた自転車に乗っただけじゃないか。君がそんな程度で僕と付き合っていたとは思わなかった。これからは人と付き合う前には前科がないか確認したほうがいいよ。さよなら」
といった内容です。
上記のラインを送ったのは深夜だったのですが、次の日の朝には既読が付き、それ以降彼女にはラインをブロックされてしまいました。
電話にも出てもらえません。
付き合ったのは半年ですが、一緒に旅行に行ったこともあったし、毎週末のように一緒に過ごしていた彼女です。
こんなにも簡単にブロックされてしまうなんて、ショックで仕方ありません。
復縁をしたいと思っているのですが、どうすればいいでしょうか?
復縁相談の内容は以上です。
少々長い内容になってしまいましたが、ご覧になった方は、この復縁相談者に復縁の可能性があるとお感じになりますでしょうか?
ショックを受けたのは、復縁をされたい相手か復縁希望者か?
復縁屋の視点で復縁相談を拝読させていただくときに、最優先で注目するのは、別れ話になってからの復縁したい相手への行動です。
復縁相談をいただいた段階で
- 別れ話をされそう
- まだ別れ話をされただけ
の状態であれば別れに至る経緯に問題点があるために別れに至る経緯に注目しますが、おおよそ復縁相談をくださる方は
- 既に別れてしまっている(=関係が断絶している)
状態なため、断絶までに至る行動に、本格的に相手に嫌われてしまい関係を絶たれた理由があるケースが多々あります。
今回紹介したケースで言えば、復縁相談文の「(☆)」印以降の行動に、本格的に相手に嫌われてしまい関係を絶たれた理由があります。
言うまでもなく、
「そんな昔のことにこだわるの?ただ放置されてた自転車に乗っただけじゃないか。君がそんな程度で僕と付き合っていたとは思わなかった。これからは人と付き合う前には前科がないか確認したほうがいいよ。さよなら」
という台詞です。
上記の台詞は、一般的には逆ギレとして「捨て台詞」と言われるものです。
アニメやドラマで小悪党が「お前っ!覚えてろよっ!」と逃げながら言うアレです。
逆ギレして捨て台詞を言う目的は言う人によって様々あるでしょうが、言った側は「せめて何か言いたい」、戦う系のアニメやドラマであれば「負けたことを認めたくない」との負け犬丸出しの感情ですが、言われた側の気持ちは
- しょうもない
- 小さい
- みっともない
- 格好悪い
と、総じて良い印象ではありません。
さて、考えてみてください。
- 交際していた相手が前科者だった
- 前科について笑いながら話していて恥じる気持ちがない
- 笑いながら話したことについての弁明(例えば場の空気を優先してしまった等)もない
- 上記のことを理由に別れたいと思い別れを申し出た
- 申し出た結果の返答が、「これからは人と付き合う前には前科がないか確認したほうがいいよ」という奇想天外なものだった
ショックを受けるのは誰でしょう?
自転車窃盗という過去にしてしまったことについては、もう変えることはできない過去なので仕方が無い部分もあります。
しかし、自分の前科を笑い話として話して最後に捨て台詞を吐いて醜態を晒す行動は、現在進行形の今行っている行動です。
復縁希望者は「こんなにも簡単にブロックされてしまうなんて、ショックで仕方ありません」と言っていますが、付き合っていた人が今現在もこんなに愚かであることを知った復縁を希望されている相手こそ、ショックを受けていることが簡単に想像できます。
というよりも、ショックを受け「もう無理だな」と感じたから完全に関係を絶つために連絡先をブロックしたわけです。
この「相手が感じたショック」に気付き理解することなく捨て台詞を吐き、復縁屋という赤の他人に対して「こんなにも簡単にブロックされてしまうなんて、ショックで仕方ありません」とまるで自分が被害者のように振舞う人が、果たして復縁できるでしょうか?
復縁屋ジースタイルとしての意見は、「今のあなたでは復縁は非常に困難です」と言わざるを得ません。
※捨て台詞と同じく、言う道理のないことを言ってしまった復縁相談者は他にもいらっしゃいます
⇒復縁相談者から出る言葉「これ言う権利はありますよね?」
他人の気持ちは誰にもわからないけれど、わかろうとするから意味がある
今回のブログの冒頭に「他人の気持ちがわからない復縁相談者」と書かせていただきましたが、書いておきながら何ですが、他人の気持ちがわかる人はそもそもいません。
いるのは「他人の気持ちを察することが上手な人」だけです。
しかし、「他人の気持ちを察することが上手な人」は、「他人の気持ちがわかる人」と評されます。
どうして「他人の気持ちを察することが上手な人」は「他人の気持ちがわかる人」と評されるかと言えば、察してもらえた側=わかってもらえた側は、「この人はわたしのことをわかってくれようとしている」と安心でき、わかってくれようとするに優しさを好ましく感じるからです。
ここで重要なことは、「わかってくれようとする優しさを好ましく感じる」という部分です。
例えば同棲している元彼氏(元彼女)がいる場合で考えてみてください。
自分が残業の後に疲れて帰ったときに、
「今日もお疲れ様。長い時間大変だったね。疲れているでしょう?お風呂場に着替え置いておいたよ。ゆっくりお風呂に入ってきて」
と言われたら、次の日も朝が早くてゆっくり入浴することは難しくとも、思い遣ってくれる気持ちを嬉しく感じ、「疲れていることをわかってくれるんだな」と思いませんか?
その人が疲れているかどうか、どんな大変な思いをしたか、どれほど大変な思いをしたか?、というのは、本人でなければわかりません。
しかし、わかろうとして思い遣ろうとするから、相手は喜んでくれて「わかってくれているんだな(わかろうとしてくれているんだな)」と感じ、「他人の気持ちがわかる人」と好まれるのです。
一方、疲れて帰ってくるであろう元彼氏(元彼女)に対して
- 遅かったじゃん
- やっと帰ってきたんだ
- わたし寝るところだから静かにしてね
みたいなことを言われれば、誰でも不愉快な気持ちになり「わかってくれない!」と嫌いになるでしょう。
そして「やっと帰ってきたんだ」等を言った側が関係悪化について被害者意識を持って不満を言ったところで「自業自得でしょう」と聞いた側は思います。
別れは目前です。
繰り返しますが、他人の気持ちはわかりません。
けれど、わかろうとして努力をするから、関係は上手くいきます。
もう一度、今回ご紹介した復縁相談者の相談内容をご覧ください。
別れを切り出した相手の気持ちをわかろうとする発言があるでしょうか?
「そんな昔のことにこだわるの?ただ放置されてた自転車に乗っただけじゃないか。君がそんな程度で僕と付き合っていたとは思わなかった。これからは人と付き合う前には前科がないか確認したほうがいいよ。さよなら」
被害者意識丸出しの、まるで「自分のほうが傷付いた」と言わんばかりの捨て台詞を言われた相手は、いったいどう思うでしょうか?
- 付き合わなければよかった
- 二度と会いたくない
- 連絡を取ることすらも絶対に嫌だ
と感じこそすれ
- 復縁してもいいかな
なんて思うわけがありません。
別れの言葉を言われたとき、復縁したいときは、自分が言いたい気持ちを抑えて、相手の気持ちを考えてください。
- 相手がどんな気持ちで別れの言葉を言ったのか?
- 相手は自分(=復縁希望者)のことをどう見ているだろう?
- 自分(=復縁希望者)のことをどう見ていたから、別れたいと思ったのだろうか?
被害者意識を持ち言いたいことを言うのではなく、復縁したい相手の気持ちを考え、相手に別れの言葉を言わせてしまった落ち度はどこにあるのか?を考えてください。
被害者意識を捨て相手の気持ちを考えた復縁を目指したいなら、復縁屋ジースタイルにご相談ください
「フラれてしまった、復縁したい!」と思いながらも上手くいかない人は大勢いらっしゃいます。
どうして上手くいかないのか?と言えば、残念ながら、人は誰しも自分の行動を振り返り自分の行動のマズさに気が付くことが苦手だからです。
言葉として「自分が悪い」と言うことはできても、
- 何故悪いのか?
- どう悪いのか?
- どうした結果、悪い行動となってしまったのか?
- どうして悪い行動をしてしまったのか?
をきちんと認識することはなかなかに難しいものがあり、「復縁したい」と思っても結局どうして嫌われたのか?が詳しくわからないまま、復縁活動が上手くいかずに時間の経過と共に諦めることになります。
また反省についても、言葉で「反省している」と言うことは簡単ですが、上記と同じく
- 何故反省が必要なのか?
- どう反省しているのか?
- どうした結果、反省が必要になる行動をしてしまったのか?
- どうして反省が必要になる行動をしてしまったのか?
を認識しないままに「反省しています」と言ってしまい、復縁したい相手からの印象を「反省って言ってるけど口だけだよね」と尚更悪くしてしまいます。
言葉だけではない本当の「悪さ」や「マズさ」に気が付かず、被害者意識を持って自分の物差しだけで物事を捉えて相手の気持ちを考える能力が低い人は、今回ご紹介した復縁相談者のように復縁ができない人です。
そして、あまりに被害者意識だけで復縁したい相手のことを思いやる気持ちに欠けている復縁相談者の場合、ご依頼を承ったところで自己改善がうまくいかないために復縁の成功率は低いままで復縁が失敗する未来しかないため、弊社ではご依頼をお断りしています。
何故なら、挑んだ復縁が失敗すれば、復縁したい側も復縁を願われる側も、誰も幸せになれないからです。
今回のブログをご覧になり、
- 自分の持つ被害者意識に気が付いた
- 被害者意識を無くして復縁の可能性を上げたい
- 被害者意識を持つ悪さには気が付いたけれど、被害者意識の捨て方がわからない
とお感じになったかたは、是非一度復縁屋ジースタイルにご相談ください。
今のままでは復縁が非常に困難な方でも、被害者意識を捨て復縁したい相手の気持ちを考えることができるようになれば、復縁の可能性は充分にあるかもしれません。
諦めざるを得ない状況になってしまう前に踏みとどまり、復縁屋ジースタイルに声をかけてください。
※復縁屋ジースタイルへの相談についてお悩みの方が参考にできるブログ記事
⇒復縁屋ジースタイルが相談・面談無料な理由とは?