元号が変わり、令和二年となり少しづつ平成から令和の呼び方にも慣れてきた時代に石器時代の考えのまま妻との復縁を考える男性から相談を頂く事があります。

石器時代の考えとは男尊女卑、男は外に狩りをし、女は子供を守り、家事をするのが当たり前という考えになり、男女平等が叫ばれている現代の世の中で今も尚古い考え方を持ち、昭和初期の考え方が当たり前であるかの様に生活していた為に離婚を切り出されながらもいつまでも古い考えに捉われ『復縁したい!』と言いながらも復縁とは真逆の考え方を持つ男性がいらっしゃいます。

『もう少しで離婚されちゃいそうなんです…』と男性相談者から復縁相談をいただき、相談者の話しを聞いていると、『本当に復縁したいんですか?』と耳を疑う様な事を口にします。

「妻は結婚して家族になったんだから我慢するのは当たり前じゃないですか?僕だって我慢しているんだから!!!」という相談者の言葉を見て、当たり前だと思いますか?それともおかしいな…と思いますか?

自分が我慢してるから相手も我慢するのは当たり前。という考え方は結論から言えば現代では通じません。

『お互いに我慢し合う関係なら別れれば楽になるでしょ?』という考えが現代の主流であり、自分が我慢しているから相手も我慢するのは当たり前という考えは根本的に間違っているのです。

結婚はお互いに幸せになりましょう!という約束でもあり、我慢を強いられるという事は幸せではないと判断されてもおかしくありません。

他人同士が一つ屋根の下で生活するのですから、育ちも考え方も違う他人同士なのですから大なり小なりの我慢があるのは当然です。

我慢をしなければ逆に言えば家族としての生活は成り立たないとも言えますが、ここでいう我慢とは許容できる範囲内での我慢であり、離婚されそうになる男性は妻の限度を超えた我慢を強いている事に気付きません。

『僕だって我慢しているんです!!結婚しているんだから妻も我慢するのも当然じゃないですか!!』という言葉を復縁相談時に出す人の多くは妻がどんな我慢を強いられているか?について考えようともしません。

冒頭でも書きましたが、現代は男女平等が唱えられ、石器時代や江戸時代の様に女性と男性の役割分担が別れていた時代ではありません。

お互いに協力し合える夫婦だから、どちらかが家事をし、どちらかが仕事をする。という時代ではないのです。

夫婦の在り方は時代と共に変わっている事にお気付きですか?

足りない部分を部分を補い合い、共に生活していくのが夫婦の形であり、どちらかがどちらかのルールに従わなければならない義務はありません。

お互いでルールが作られる中で、合わないルールにストレスを感じてしまうのも当然であり、そのストレスを感じとり、我慢している部分を和らげてあげる為に協力出来るから令和の夫婦の形があります。

夫が仕事をして妻が家庭を守るもの。というのは男性にとって、とても楽な考え方であり、楽な考え方を妻に押し付け、『夫婦なんだから我慢するのは当たり前』という考えを持つ古臭い考え方を持てば妻が離婚を考えるのはなんらおかしな事ではないのです。

夫婦の在り方は時代と共に変わり、石器時代の狩りをし、家を守る風潮は江戸時代まで続きました。

男尊女卑の流れで夫である男性が敬われ、家を守る妻は軽んじられてきました。

昭和の時代も高度成長期を得て、男性が仕事に出て稼ぎ、女性は家事・育児をしながら内職をして家を守る時代がありました。

しかし、バブル期から男性と女性の立場は少しづつ変わっていき、昭和後期・平成・令和と時代は移り変わり、男尊女卑を唱えようものなら世間から叩かれ、女性が強くなり、男女平等を唱える時代に変わってきているのです。

男女平等の前に人間は平等であり、人それぞれに権利があります。

夫婦だからといって我慢しなければならない義務はありません。

我慢しなければならない義務がない以上、我慢を強いる権利もありませんし、我慢できない事をされ続ければ当然人の心は夫婦であろうと離れていくのです。

時代の移り変わりについていけなければ時代の流れに乗っている人とは異なり、時代の流れに取り残された考え方をしていれば時代の流れに乗った妻の考え方とは異なり離婚を言い渡されるのも当然なのです。

そして、時代の流れに離婚を切り出されてから飛び乗ろうとしても妻の考えに追いつく事が出来ず離婚を言い渡された状態から抜け出せないので離婚を回避出来ず離婚後に復縁したいと仰る方は少なくありません。

家族になったのだから我慢するのは当たり前って本当に思いますか?

『家族になったのだから我慢するのは当たり前』と言う男性から復縁相談を頂く時に『何故我慢する様な事をさせるのでしょう?』という質問をさせて頂いています。

妻は年々老け込んでいく中年男性を見て『昔はこうじゃなかったのに…』と我慢します。

友人や親族との会話で出て来る収入の格差、育児、出産の為に自由に使える時間の少なさ、頻繁に外出できない状況、夫の帰りを寝ずに待っていなければならない無駄な時間の過ごし方、食事も外食ではなく自分で作り、結婚前は色々と愛の言葉をくれていたにも関わらず、結婚後は愛情表現も希薄になり、イメージしていた結婚生活とは全く違う結婚生活を強いられる我慢。

家族になったら妻は夫が他人の夫と比べて生活、性格、外見、価値観の違い等、様々な比較をして決してレベルが高い生活を送れない事に我慢を強いられます。

夫は『家族になったからのだから我慢するのは当たり前!』と口にしますが、妻は『何故こんな自分を幸せにしてくれない人と結婚したんだろう?』と考えます。

我慢するのが当たり前!と口にする夫は我慢する必要がない生活を提供出来ない自分が不甲斐ない。とは考えません。

妻には我慢を強いながら我慢させる生活しか提供できない夫が口にする言葉が『家族なんだから我慢するのは当たり前』という言葉になります。

妻があなたと離婚を考えるのはなるべくしてなった事

人間は年齢と共に考え方も変わり、若い時は我慢できていた事も年齢を重ねれば我慢出来なくなる事もあります。

妻がいつまでも昔のままと変わらないままなら離婚に進む事はなく夫婦円満で過ごせる日々が続くと思います。

しかし、妻は年齢を重ねたから変わった部分もありますが、妻を変えたのは夫である事も忘れてはいけません。

  • 描いていた結婚生活と違う…
  • 想像していた家庭を築けない…

夫婦生活に不満を持ち、古い考えをいつまでも持つ夫に嫌気が差したから離婚の二文字が頭をよぎるのです。

家庭に入るのだから、ある程度の我慢やある程度夫に合わせる事は大抵の妻ならしている事です。

古臭い考え方をする夫は妻には我慢を強いて『自分も我慢しているんだから…』と口にしますが、古臭い考えの割に妻に我慢させる事が格好悪い事という事からは目を逸らします。

自分に都合の良い時だけ古臭い考え方を持ち、自分に都合が悪いと『お互い様!』という夫との結婚生活はそもそも上手くいくはずもなく、妻から離婚を言い渡されても仕方がない!と思いませんか?

妻に対しても見栄を張る事が出来ず、我慢を強いるような夫だから妻が離婚を考えるのはなるべくしてなった事にもなります。

世界で一番大切な人は妻と決めたから結婚したのではないですか?

世界で一番大切な人は妻と決めたから婚姻届を書き、結婚式をしたのではないでしょうか?

世界で一番大切な妻が離婚を考えたい!となったのは妻の心変わりが問題なのでしょうか?

それとも心変わりさせてしまった夫が問題なのでしょうか?

人間に完璧な人がいない以上、ミスをするのは当然です。

失敗するのが人間である以上、ある程度の失敗は妻も許容範囲なのです。

しかし、世界で一番大切な人という形で妻がを娶った後に、世界で一番大切な人という扱いを夫がしなければ妻の気持ちが冷めていくのは当然です。

世界で一番大切な人に気持ちを冷めさせてしまったから離婚を考えさせてしまったので、プロポーズの時に世界で一番大切な妻に対して掛けた言葉は嘘だった事になります。

世界で一番大切な人が妻だと決めたから結婚を決めたのなら、世界で一番大切な人にする態度で接しなければ妻の気持ちが冷めるのも当然だと思いませんか?

古臭い考えが原因で離婚を言い渡された依頼者の復縁工作の成功事例

依頼者Aは昭和生まれの父親の姿を見て育ち、結婚した後の生活も父の姿を真似る様に妻との結婚生活を送っていました。

2人の子供に恵まれ、厳格な父として家庭を築いていたけれど妻が突然の失踪をし、突然の出来事に最初は怒っていたものの離婚届が送られてきた事で本当の意味で焦りを抱えてしまいました。

離婚届が送られてきた3週間後に弊社に復縁相談をいただき、復縁工作のご依頼を頂く事となります。

対象者に接触して話しを聞き出すとAの家庭内の態度にとても不満を感じていた対象者の気持ちを聞き出します。

昭和初期の考えを元に妻や子供に父としての姿を見せていたというAに妻が失踪した理由を伝えると『自分はそういう家庭で育ったので、それ以外の接し方が分からないんです』と弱音を吐きました。

弱音を吐くAの言葉に今の時代にそぐわない事を伝えると『分かりました』とは言うモノの、理解している様には感じず、子供達の接し方を確認してみると『分かりました』ちおう言葉が何も伝わっておらず、子供達に工作員を接触させると『お母さんが迎えに来てくれるって言ってるから早く来て欲しい』という言葉を聞き出します。

お母さんが帰ってくる事を待ち望む子供達、失踪してしまった妻、完全に家族は崩壊している状態にも拘らずAは現状を理解しておらず、Aに現状を理解して頂く為に何度も電話や面談を繰り返し、ようやく今のままでは家庭は完全に崩壊し、天涯孤独になる事を理解したAは1人になる事への恐怖に焦ります。

子供達への接し方を変えさせ、古臭い考え方を後悔させ、Aには手間を掛けて理解して頂く事に努め、対象者には子供を見捨てている現状を理解させ、母としての考え方、子供を守る事について対象者の行動で子供が傷付く事を心理誘導を行いながら要所要所で入れていきました。

子供と会いたい一心で対象者は自宅に戻る決意をし、Aと久しぶりの対面を果たしましたが、Aから出た言葉は自分の不甲斐なさや対象者に対する気持ちを伝える事が出来ていなかった事や対象者に対する理解をせずに自分のルールで家庭を築いていこうとしていた事を素直に謝罪し、子供の事を見捨てた対象者も謝罪し、復縁成功したという報告があった復縁工作の成功事例になります。