
『嫌いになった訳じゃないよ。でも別れたい。好きって言う気持ちが分からなくなったから…』といった別れ話をされた方は大変多いのですが、言葉を額面通りに受け取れば、まだ自分の事を好きかもしれないからチャンスがあるかもしれない。とも聞こえますが、本当にまだチャンスがあるのでしょうか?
嫌いになった訳じゃない=好き。と捉える方は多いのですが、『嫌いになった訳じゃない。』という言葉は好きを指している訳ではありません。
別れ話をする際の自分の心理状態を思い返してみましょう。
あなたが別れたいと思った相手と別れ話をする際に、『嫌いになったから別れよう!』という言葉を出しますか?
大抵の方がわざわざ揉める様な言い方をして別れ話をする際に拗れる様な言い回しを使いません。
別れを告げられる時に直接会って別れようと言われるケースと電話やlineで別れ話をされるケースがありますが、別れを告げたい側が何故電話やlineで別れ話をしようとするのか?を考えて頂ければ『嫌いになった訳じゃない。』という言葉の裏に潜む本心に気付きます。
復縁したい人には厳しい現実になりますが、厳しい現実を受け入れなければ復縁はできません。
関係修復を目指すなら、元彼(元彼女)の言葉の真意を考える必要があります。
- ※復縁と心理学についての参考ブログ記事
- ⇒嫌いじゃないけどの言葉を真に受ける人へ
- ⇒嫌われているほど復縁しやすい
突然「別れたい」と切り出された時の相手の本音は?
突然『別れたい』と告げられた時、あなたが思う事は元彼(元彼女)は自分の事を嫌いになったんだろうか?という言葉が頭をよぎります。
- 何故(嫌いになったの)?
- (嫌いになった)理由は?
あなたは、自分が嫌われた理由(答え)を知りたい!そして答えが分かったなら、その理由を改善するので別れたくない!と瞬時に考えます。
しかし、相手から「嫌いになった訳じゃない」と言われると、別れる理由がないなら何か理由があって決断したんだから自分の事を好きな気持ちはなくなってないんでしょ?と変換されます。
お互いに好き同士なのに何で別れないといけないの?という気持ちになる為、会話の歯車が噛み合いません。
突然『別れたい』と切り出した相手は嫌いじゃないけど好きでもないから、付き合っている意味が見当たらないので別れたい。という気持ちであり、嫌いじゃない為、友人としての関係なら良いけれど、恋人としての関係は遠慮させて欲しい。というのが本音です。
『嫌いじゃないけど…』と言われた復縁希望者は何故か楽観視する
嫌いじゃないけど…と別れを告げられた方は、「嫌いじゃないならなんで別れるの?」となりますが「別れたい」と考えさせてしまった重要な部分を考えず嫌いじゃない=好きだから別れる必要ないでしょ?という考えからスタートします。
スタート地点が間違っている為、復縁は難しくないだろう…という考えの元、復縁活動に励みますが、時間が経ってから、あれ!?復縁できないぞ!?と事の重大さに気付きます。
付き合いたいと思わない。という元彼(元彼女)の複雑な感情や理由から目を逸らし、嫌いじゃないのに何で付き合わないの?という考えの元、復縁を目指すのですが、『嫌いじゃない人と付き合うならあなたは誰とでも付き合えると言ってる事と変わらないことを理解してますか?』とお伝えすると事の重大さを理解します。
- 好きな人だから付き合いたいですよね?
- 嫌いじゃない人とは付き合わないですよね?
この二つの言葉を目にして、初めて『嫌いじゃないけど…』の言葉に込められた意味を理解した人は、自分がどれだけ復縁を楽観視していたか?に気付いて頂けるのではないでしょうか?
『嫌いになった訳じゃない』には【好き】は含まれてません。
好きという感情があるからお互いを求め合い、お付き合いに発展しますが『嫌いになった訳じゃない』には好きという気持ちは含まれていません。
好きという想いがあれば別れる理由はないのですが、言葉はどんな言葉であれ別れを決意させてしまっている以上、好きという気持ちはなくなっています。
好きでもない相手と付き合う必要ありますか?
あなたが好きでも元彼(元彼女)は、あなたの事が好きではないのです。
嫌いになった訳じゃないには、好きという気持ちは含まれず、好きという気持ちがない相手とあなたは付き合いたいと思いますか?
別れを告げてきた元彼(元彼女)はあなたに対して好きという気持ちが残されていないのです。
正直に言ってくれれば…と思いますか?
正直に『好きじゃなくなったから別れたい』と言ってくれた方が楽になると思いますか?
元彼(元彼女)が正直な気持ちをあなたに言えば、あなたは納得してくれるのでしょうか?
『私の事を好きじゃなくなったんなら仕方ないよね。別れよう!』と言えますか?
言えませんよね?
正直に言っても、あなたが納得してくれない事を分かっているから元彼(元彼女)も正直に話せないのです。
- 正直に言えば怒らせる。
- 正直に言えば傷つける。
あなたに対して少しでも思い遣りが残っているから元彼(元彼女)は、あなたに対して傷付けない様にして下さっています。
正直に言う事が全て正しい訳ではありません。
思い遣りを持って接してくれてる最後の優しさが正直に言わないになるのです。
嫌いじゃないものを外食で注文しませんよね?
どんな理由でも、恋人から『別れよう。別れたい』と言われれば、とても悲しく辛い想いをします。
どうにかして復縁したい。
関係を修復したい。
思いつく言葉は限られて来ます。
その状態で『嫌いじゃないから…』と言われれば、そこに一縷の望みを抱く気持ちも分かります。
しかし、1つ思い出して頂きたい事があります。
外食に行った時に嫌いじゃないものを注文しますか?
好きなお店に入り、好きなものを注文しませんか?
好きなお店に入り、好きなものを注文するのは特別な事をしているのです。
特別な事をするのは、特別な人と付き合う事と同様であり、特別な人と付き合う事は嫌いじゃないから付き合うのではなく好きだから付き合うのです。
嫌いじゃないものは確かに嫌いではありませんが、嫌いじゃないものは特別なものではなく、その他大勢の1人と変わらないのです。